第230夜 ダビデとソロモン ページ4
ヒュオオオ……
「………………みんな聞いてくれ！すぐにダビデを追わねば。奴らを野放しにすれば、さらに仲間が襲われる。」
「ソロモン…ダビデはどこへ…？」
「決まっている、「大聖堂府」だ。俺たちの仲間はもうあそこにしかいない。」
ゴウッッ
「も…戻ってきたっ！！奴ら、次は俺たちを襲う気だどうしよう！？」
ドン
「！？」
ゴッッ
「ダビデ！！！」
ソロモンはダビデに追いつき、魔法を放った。
「なぜ基地を襲った！？「大聖堂府」を捨ててまであいつらを殺す理由などどこにもなかったはずだ！」
「理由？あるさ。彼らは供物だ。今日は「
「……まさか…本当にそんなくだらないことのために……！？」
「……………………」
ダビデはフッと笑った。
「たった2本の「神杖」で、神の意志に抗い他の者を守ろうとした魔導士が二人いたなあ。」
「セッタとグロリア……！？」
「あの女は最後に話して、殺すことは辞めた。あいつの魔力は
「……！？」
「2人とも直接手を下してやった。1人は「神」に抗う大罪人。もう1人は神の宿敵である「仏」の魔力を持つ大罪人。
男の方は、全身の肉という肉、骨という骨を徐々に削いでやったが…悔い改めなかった。
最後には声もなかったな。顔がなかったから。」
ドン
「殺してやる！！！！！」
イスナーンが神杖を振り上げた。
「「
バチッ
ダビデに当たることはなく、軌道を操られて避けられる。
スッ
「「
ワヒードの燃えるような光の攻撃もボルグによって当たらない。
「「
ファーランの魔法は、ダビデにより遠くの方に飛ばされた。
ズドオオ
小さな光は地面に落ちた瞬間大規模な爆発を起こした。
バッ
「神の御心のままに！！」
ダビデは両手を広げる。
「神の御心のままに！！」
「『
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 23人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：氷空音 | 作成日時：2022年5月3日 18時
