2 ページ49
「理由……ですか？」
「そうだ。たとえば…「魔力の質が変化した」とかな。
そうすると、一時的に自分の魔力が制御しづらくなってしまう。俺にも過去に経験があるんだ。」
「うーん……でも心当たりは特に……」
「……まぁいい。これからは俺が何とか時間を見つけて…直接「魔装」の指導をしてやろうか？」
「ほっ……本当ですか！！？」
「ああ！！将来、共に「アル・サーメン」と戦う日が必ず来る。
その時は、君の力を貸してくれよ。」
「はいっっ！！！」
『ここでは…シンドバッドおじさんの輝きが強すぎて、おじさんの照らし出す道に引き寄せられてしまう気がするんだ……』
(アラジン、それのどこがまずいってんだ？この人は…本当にすげー人だぜ……！？)
＿
夜になり、目を覚ました紅玉にアリババは経緯を話した。
「へえ、昼間そんなことがあったのぉ……
では、私はシンドバッド様のジンで眠っていたのね。よく覚えてないけれど……」
「えっ？覚えてないんですか？」
「夏黄文たちは？」
「眠っています。紅玉さんよりは早く、さっき起き始めてたけど……
にしても、いや〜〜すごかったなぁ、シンドバッドさんの「魔装」。」
「私は？」
「えっ？」
「私の技も見てたんでしょ？」
「え？あ、あ〜〜もちろん紅玉さんもすげ〜かっこよかったです！」
「フフッでしょ〜〜っ？
はー…………楽しかった…
私、こんなに暴れたの初めて。思い切り…なんにも縛られず……
この国では、そんなことができるのだわ……
Aちゃんも、そんなところに惚れたのかしら……」
「…………」
「すっきりしたし、迷っていたけどこれで決心がついたわ。」
「……？決心…って？」
紅玉はにこっと微笑み、アリババを見た。
「私……自分の国に帰ります。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 35人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「逆ハー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
氷空音(プロフ) - ももさん» ももさん！毎回コメントありがとうございます、とても励みになっています☺️頑張ります👍 (2022年3月16日 17時) (
レス) id: 5e2c75e263 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 続編おめでとうございます🎉一日に2話も出してくれて嬉しいです！無理しないでゆっくりと頑張ってくださいね！これからも応援しています‼️ (2022年3月16日 0時) (レス) @page3 id: 540177c56f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：氷空音 | 作成日時：2022年3月14日 23時
