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「……私は従者で貴方は姫。その差を、あなたは壊そうとしてくれたけどね、
そんなの、できっこないのよ。
あなたに無礼を働いて首を切られるのは誰？あなたの世話をしているのは誰？あなたの命を守ってあげてたのは誰！？！？
……都合のいい時だけ「友達」だと言って！！
「友達」は、世話をして、命をかけて守って、「仕事」としてするものなのかしら！？」
「そ、そんなの…」
「違うでしょ？違うのよ…貴方が思っているよりもずっと、従者と主の関係は深く根付いているのよ。
私はあなたに友達になれと言われたからなっただけ。
けど、あんなのともだちなんかじゃないって、友達がいない私でもわかった！！
あなたの理想のために、私を利用して！！」
「そんなことッ、してないわよおっ！！」
「利用してる時点で私を下に見てるじゃない…」
「！？
…う、ううああああああん！なんで遊杏ちゃんが泣くのよお！！」
「だから遊杏じゃねえって言ってんだろ！！私はA！「友達」のアラジンやアリババが呼んでくれる、大切な名前なの！」
「そん"なの、ずるい、ずるいわよお。なんなのお。
私、ずっと…A…ちゃんに言うことなんて聞かなくていいって、言ってたじゃない…」
「…そうだよ。初めの命令が、「友達になれ」で、それ以降はほとんど「友達でしょ？」の言葉で圧をかけてくるの…
ほんッと！！…いい性格してるよね貴方！！」
「わ、私はねえ！！」
紅玉も立ち上がる。
「私は、本当にAちゃんと友達になりたかったの！！ただ、それだけだったのよお！」
「だからあッ、「友達」なんかじゃないんだよ！！！
あのねえ！友達を、無理やり結婚させようとする馬鹿がどこにいんだよ！！！」
「！！」
「私はね、あの時にやっぱりって思ったの…あなたは友達なんかじゃない、ただの横暴な姫様なんだってねえ！！！！」
「そッ、んなこと、言わなくてもいいじゃなあい！！私は、私はいつもひとりぼっちで…ふとした話をするような子がいなかったから…同い年くらいのあなたが来た時、本当に嬉しかった…
羨ましくもあった…金属器を持ち戦えるのに使おうとせず、事務仕事だけで地位を勝ち取って色んなひとから頼られてるのが…。
私も…”遊杏”ちゃんみたいに…なりたくて…」
「…元々は、めんどくさかった。ただ、それだけだったの…
ごめんなさい。」
「……！？」
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氷空音(プロフ) - ももさん» ももさん！毎回コメントありがとうございます、とても励みになっています☺️頑張ります👍 (2022年3月16日 17時) (
レス) id: 5e2c75e263 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 続編おめでとうございます🎉一日に2話も出してくれて嬉しいです！無理しないでゆっくりと頑張ってくださいね！これからも応援しています‼️ (2022年3月16日 0時) (レス) @page3 id: 540177c56f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷空音 | 作成日時：2022年3月14日 23時
