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「シンドバッドに本体を屠られ……もはや私は、弱った単なる呪いの「核」に過ぎん……
その上「マギ」の意識にかかれば……ひとたまりもないだろう……」
「……」
「ここは、居心地が悪い……
空気が白く澄み渡り……その上、アリバハ王以外にも私を邪魔する者がいる……」
ピィ……ピィ……
アラジンは後ろでふわふわとなにか気配を感じながら、コクンッと頷いた。
「どうした？さっさと消すがいい。」
「…………その前に、"君たち"にたずねる。」
ザワ……ザワザワ……
「……！？」
「「この世界」に、なぜ仇を成す！？」
カッッ！！！
アラジンの額の星が光を発する。
バサバサッとルフが騒ぎ暴れる。
「貴様……やはり、「ソロモンの代行者」なのだな……！？」
「君たちがよく動くことで……この世界に戦争や貧困が生まれている……なぜそんなことをするのか……
他の誰でもなく、僕自身が聞きたい。」
「…………」
『あいつが役目を放棄したことで、戦争は絶え間なく他の国で続いたよ。
だからと言って、彼女を元に戻す勇気は俺にはなかったんだ。世界よりも、自由と大切な人を選んでしまったから、俺は……』
セイバーが言っていた言葉が、アラジンの頭でずって留まっていた。
(いいや、Aおねえさんのお姉さんも、セイバーくんも悪くない。)
彼らは何も悪くないと、アラジンは考えていた。
彼女だって、普通に生きるべき資格を持つ一人の人間なのだから。
彼だって、責任を問われる必要は無いのだから。
「この世界に、「暗黒」を作るためさ。
そしてすべてを解放する。支配された監獄から……この世界の「仕組み」から……
すなわち、「運命」から。
誰かに決められた結末へ向けて敷かれた……抗えぬレール。
そこから逃れ、生きられる唯一の術。
それが、「堕転」だ！！！
我々は、運命のいいなりにはならない！」
「……君たちは、「運命」を誤解している……！
「運命」はいいなりになるものじゃない。乗り越えることで、命を、世界を前へと進めるためのものなんだ。
前へと進む力をなくした世界は、滅びてしまうよ…………
「
「お前……「アルマ・トラン」の話もソロモンに聞いたのか……！？」
「……」
「そう……「アルマ・トラン」の頃からこの議論は何億回と繰り返された。我々は分かり合えない……永遠に。」
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氷空音(プロフ) - ももさん» ももさん！毎回コメントありがとうございます、とても励みになっています☺️頑張ります👍 (2022年3月16日 17時) (
レス) id: 5e2c75e263 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 続編おめでとうございます🎉一日に2話も出してくれて嬉しいです！無理しないでゆっくりと頑張ってくださいね！これからも応援しています‼️ (2022年3月16日 0時) (レス) @page3 id: 540177c56f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷空音 | 作成日時：2022年3月14日 23時
