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＿素敵な夢だ、と思った……
僕は、「シュバリエ」の役目を放棄することを許してしまった……
人は愚かで、争いなど繰り返すことを忘れたフリをして……。
彼女が小さな村で幸せに過ごしている時も他の国では争いが耐えなかった。
けれど僕は彼女が幸せならそれでいいと思ってしまった。
もう、彼女が苦しむ姿は見たくなかった。
こんな優しい彼女に、「グロリア」が与えた試練のせいで困難が降りかかるなんて許せなかった。
なぜ、なぜ僕は……
彼女を今まで引きずっていたのだろうか……
こうやるんだよ、これが君の使命だから。
そういいきかせていた僕も重罪さ。
だから、自分への戒めとグロリアへの少しの復讐心で、
僕は彼女の「自由」を願った。
「もう「役目」を捨てたお前は用済みだ。」
ズシャッ
ある日、組織に彼女は殺された。
「シュバリエ」として国をまとめず村で過ごしていた彼女は、もう必要は無い、と。
次の「シュバリエ」が居ることはしっていたのか、それにかけて、その情報だけ聞いたら直ぐに殺した。
彼女が死ななくちゃ次のシュバリエが生まれないことも知っていたようだ。
「な……
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで！！！」
僕は頭を抱えた。
「アル・サーメン」のヤツらにも、
「役目」を放棄するのを止めなかった僕も、
結局は最後まで彼女を「シュバリエ」としてしか見ていなかった人間どもにも。
(僕は……どうすれば良かったんだと思う？グロリア……
僕は……君の言う通りにしていたら、よかったのか？
でも、本当にそれは、君の娘が幸せになる生き方だったのか！？
……そうか、
そうなのか。
これが……「運命」だったんだな……！？
どうしたら良かったのか後悔しても答えが見つかりやしないこと……
それこそが「運命」、「未来」として生まれた時から定まっていたということなのか……！！！
そうか、僕はわかったよ。)
ビィ……
「セイバー」から黒いルフが溢れ出した。
元々青を基調としていた姿も全部黒に染った。
(僕は……「運命」を恨む。
けれど抗おうなんて考えないよ。
「暗黒に染めよう」なんて考えないよ。
僕は……
「運命」を全て"壊そう"と思う。)
ビィィイイイイイイ！！！
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氷空音(プロフ) - ももさん» ももさん！毎回コメントありがとうございます、とても励みになっています☺️頑張ります👍 (2022年3月16日 17時) (
レス) id: 5e2c75e263 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 続編おめでとうございます🎉一日に2話も出してくれて嬉しいです！無理しないでゆっくりと頑張ってくださいね！これからも応援しています‼️ (2022年3月16日 0時) (レス) @page3 id: 540177c56f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷空音 | 作成日時：2022年3月14日 23時
