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「「この世界」の未来にお前たちは必要ない。」
シンドバッドは無事に「ひと仕事」を終え、イスナーンを殺したあとに転がった人形を片手でばらばらに握り潰しながら小さく微笑んでそう言った。
イスナーンはシンドバッドが”半分堕転”していたことを知らず、呆気なくやられてしまったが、仕方の無いことだろう。
ザワザワ……
その事件が起こったのを、「組織」はしっかりと見ていた。
「………………」
「シンドバッドめ……」
「……」
「いえ？まだ終わってはいないようですよ。見なさい。」
＿
ジュゥウウウ……
ガンッ、ガンガンッ、ギシギシ
「あ"ぁあああ！ああ！はあ"ああ！」
床に書いた魔法陣の中には、アザが広がり苦しむアリババと、タンカの様なものに縛り付けられて暴れるAが居た。
「痛い！頭が！頭があ"！！い"いぃいい！」
アラジンは酷く苦しむアリババのこともももちろん心配で仕方がなかったが、それよりも目立つ隣のAから目が離せなかった。
腕も足も紐に縛りつけられ、見ていて残酷すぎる罰ゲームのように見えるそれをしなければならなかった経緯は、彼女が部屋に寝かされてから数時間後のことであった……
＿
Aを寝かしていたのはAの自室であったが、いくら彼女が呪いの治療を断っていたとしても心配なものは心配だった。
何より彼女は魔法を解かなくていいと言ったから魔法は関係ないんだぜ、という訳でもなく、しっかり彼女の身体には影響を及ぼしているわけだ。
というよりも、彼女の場合はもう既に一部が堕転していたので身体が死ぬという事はなく、苦しむことも無く、ただ脳に影響が出ていた。
そのため、彼女を寝かせたあとアラジンとスパルトスはそのまま彼女の部屋で彼女を見守っていたのだが、(スパルトスは自ら志願した。)2人でアリババのいる部屋に戻した方がいい、ということになり、彼女を丁寧に運んだ。
するとアリババは少し様態が悪くなっており、もうヤムライハの魔法を受けていた。
地面に書いた魔法陣の上に寝かせて、ヤムライハが魔法を解こうと頑張っている。
Aもあの呪いのせいで堕転が進み、思考に影響が出たことをアラジンは分かっていたので、その魔法さえ解ければ進んだ分は戻せると信じていた。
なのでヤムライハに頼み、アリババの隣にAも寝かせ、2人相手にヤムライハは頑張ることに。
彼女自身とても難しく辛いことではあったが、諦めずに頑張り続けていた。
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氷空音(プロフ) - ももさん» ももさん！毎回コメントありがとうございます、とても励みになっています☺️頑張ります👍 (2022年3月16日 17時) (
レス) id: 5e2c75e263 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 続編おめでとうございます🎉一日に2話も出してくれて嬉しいです！無理しないでゆっくりと頑張ってくださいね！これからも応援しています‼️ (2022年3月16日 0時) (レス) @page3 id: 540177c56f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷空音 | 作成日時：2022年3月14日 23時
