93#お預けは性に合わない ページ48
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攻勢とされた双子だが、万が一に備えて待機中であった。
花札をやり出そうとした乱歩が急に黙ったのをAは不思議に思い、口を開こうとしたその時____
「社長。
「敵か? 襲撃規模は何人だ?」
「俺にも見せて下さいよ」
乱歩が福沢と夜鳥に見せた画面には、監視カメラに向かってニヤリと嗤った中也が映っていた。
驚いたまま固まる福沢と、愉しそうにニヤつく夜鳥。
『お手頃な敵、か』
「監視映像、弐番と伍番が停止」
「自動迎撃銃座を起動せよ」
しかし、設備は無惨にも破壊され、Aには聞き覚えのある声が耳を突き抜けた。
「____泣かせる人手不足じゃねぇか、探偵社。生きてる奴が出て来いよ。Aも居るなら手前もだ」
「Aー、名指し」
『連れ戻しその�△辰憧兇犬�な』
「A、行くのは拙い」
そう云って立ち上がろうとしたAを乱歩が止めた。が、彼女は優しくその手を退けてにこやかに云う。
『何の為の予備攻勢ですか。それに、あの人なら気が知れています。平気です』
与謝野と宮沢と共に廃線へ出向いたA。
しかし、中也の目の前には与謝野と宮沢しか居なかった。
「Aはどうした。真逆、裏をかいたのか?」
「さァね。あの双子の心理は太宰以外に判りゃしないよ」
背後から凄まじい殺気を感じた中也は振り返ろうとしたが、何かに縛られたように躰が動かない事に気付いた。
途端に、背中に柔い感覚が伝わった。
『ご所望の躑躅ヶ咲Aですよ』
「手前!」
『あはは! 怖い怖い』
中也の影から飛び出し、与謝野の隣に降り立つA。
その傍に夜鳥は居なかった。
「長期戦になる。不用意に異能を乱発しない事」と太宰に云われていたAは少し下がった場所に居た。
矢張り、五大幹部の名は伊達ではない。
Aはそう感じて素でニタリと笑う。
「その異能……【重力遣い】の中原中也だね」
「ち……太宰かAが喋ったか。ま、太宰が其程警戒してんなら期待に応えねえとなァ」
天井から降りた中也の足下には大きなクレーターが出来た。
「さァ、【重力】と戦いてえのは誰だ?」
((治さんの命令受けなければ良かった! 戦いたい……))
94#忘却の水と真実の詩篇→←92#Preparation for action.
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綺弌(プロフ) - 秋野楓さん» コメント有難う御座います。双子ちゃん人気で嬉しいです! 夢主ちゃんと誕生日が同じとは……! Sanatorium.は現在パート4まで、また番外編の受け付けもしています。これからも頑張って行きますね〜 (2018年11月27日 0時) (
レス) id: 8d4a337e5e (このIDを非表示/違反報告)
秋野楓(プロフ) - 初コメ失礼します！夢主ちゃんと片割れくんのコンビ素敵ですね！実は夢主ちゃんと同じ誕生日でびっくりしてコメントしてしまいました…笑これからもがんばってくださいね！ (2018年11月27日 0時) (レス) id: 0550af0881 (このIDを非表示/違反報告)
綺弌(プロフ) - Ratte*らてさん» コメント有難う御座います。キャラ誉めて頂けて嬉しいです! 日々、ゆっくりと頑張っていきます。 (2018年11月1日 22時) (レス) id: 8d4a337e5e (このIDを非表示/違反報告)
Ratte*らて(プロフ) - いやー…夢主ちゃんも片割れくんも可愛いですねぇ…、癒しです。更新応援してます頑張って下さい！！ (2018年11月1日 21時) (レス) id: 112e01abc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綺弌 | 作成日時：2018年10月26日 3時
