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遮られた ページ14

ふう、なんか色々言ったら気分が晴れてきた。

まあ、ムカついてんのは変わんないけど。


…?そういえば、さっきからミィが静かだな。


『みぃ?』

「…A、アナタにとって私はーーー」

ミィが何かを言おうとした時。

ドン、と扉が開く。

「おっ、やっぱいた」

…灰崎か。

『誰をお探しで?』

「お前ら以外誰がいんだよ。つーか、聞いたぜ?あの女桃井さつきに髪切られたって」

あ?

『さつきはやってねーよ。バァーカ』

「怒んなよ。俺も本気にしてねーしな」

茶化しに来たんかこやつは…。

そーいえば、と灰崎がミィに視線を移した。


「なぁーんか、悪女様元気ねぇなぁ?いつもの絶対零度の睨みはどうしたよ?」


おちょくるように言ってくる灰崎にもミィは反応しない。

『…ミィ?どうし…』

「…ごめんなさい。少し体調がすぐれないの」

んん?

あれ、なんか今…。

『ねえ、ミィってば』

「安心して、ちゃんとターゲットは壊すわ」

それだけ言うとミィは屋上を早足で出ていく。

私、言葉を遮られた?

なんで?

「オイオイ、追いかけなくて大丈夫か?アレ」

『…いや、よくわからん』

んだそれ、と笑い出す灰崎くんがちょっとムカついたので足をげし、と蹴る。






『うーん、よくわからんが…ミィの地雷を踏んだっぽい…?』



「地雷?」


そう、ミィの地雷。


昔の、記憶。

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lkwisterven - 私夢主ちゃんはみぃちゃんのことお姉ちゃんっていうかと思ってた← (2019年10月5日 12時) (レス) id: a124146768 (このIDを非表示/違反報告)
CAN(プロフ) - めっちゃ面白かったんやけど!終わりなのが勿体ないくらいに!楽しく読ませてもらいました! (2017年12月29日 23時) (レス) id: 851af0ac90 (このIDを非表示/違反報告)
セイ(プロフ) - ぽきぷりさん» ありがとうございます! (2016年10月25日 17時) (レス) id: 82a62008f8 (このIDを非表示/違反報告)
ぽきぷり(プロフ) - 大分遅れましたが、お疲れさまでした。とても面白かったです。 (2016年10月25日 2時) (レス) id: bb4ca612c0 (このIDを非表示/違反報告)
セイ(プロフ) - アプリコットさん» この作品にもアプリコットちゃんがwありがとう!頑張るね!w (2016年10月19日 19時) (レス) id: 82a62008f8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セイ | 作成日時:2016年4月30日 22時

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