【銀魂】桜なんて可愛いモンじゃねェ

第七十三訓 ページ24

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桂「やめんか２人とも！俺はボンボンじゃないコロコロ派だ！」

高「だからてめえは黙ってろよ！」


仲裁に入った小太郎も正直言ってやかましい上に何言ってんだか。
本当にこいつら主戦力で大丈夫か私たち

もういっそ人類も天人も滅んだ方が世界の…宇宙の平和に直結してる気がするよ



桂「そもそもだな、お前たちはいつまで些細な取っ組み合いを引き摺るつもりだ！」


お、お母さんの説教タイムかな？とか思いながら横目で流し見ていたが
…私としたことが、コイツも一種のバカであることを忘れていた



桂「呆れてものも言えん。全くズルズルずるずる…蕎麦みたいにズルズル…」


「アンタも何言ってんだ。」

高「てめぇもボケ倒してんじゃねぇか。」

「つーかアンタが蕎麦好きなだけだろうが」



もうさぁ……。周りの仲間が「ああ、またやってるよ。この人たち。」
みたいな目をしてることに気付いて？いい加減３人とも気付いてくんない？？

私だけがその視線に気付いてていたたまれないの。
お願いだから早いとこ周囲に目を配れるいい大人になって。



銀「…おい、あいつ。」

高「何笑ってんだ、あの野郎…」

銀「てめぇ、高杉クン舐めてんじゃねぇぞ！」


気付けばバカ２人の矛先がお互いからまた別のものに変わっていた

今度は何に噛み付いてんだコイツら
と思いつつ「桂浜の龍」とやらを見ると口元を隠していた


あぁ、こりゃ噛み付くわ…


正直に言うと、新人の笑いに対して意義を唱えられない
むしろ笑い飛ばしてやってくれとすら思う。

でも銀時と晋助じゃ笑われて当然な馬鹿なやり取りをしておいて逆ギレする思う

だって馬鹿だもの


何度だって言ってやる、馬鹿だもの



「……うっぷ、」


「？」


馬鹿らしいやり取りを現実から取り除こうと、まぁ…現実逃避していたら
聞きなれない声が嘔吐(えず)いているのが聞こえた。

バカたちとの長年の生活で研ぎ澄まされた
「嫌な予感察知能力」的な何かが反応したので数歩後退する


連中と距離を置いて小太郎の横に並ぶ

私の察知能力は精度を増していたらしく
距離を置いたらタイミングを見計らったように奴は嘔吐した。


吐瀉物は前方…
桂浜の龍と向き合って立っていた２人の顔面に降り注いだ



「あーあ」

桂「他人事か。」


「「天誅ゥゥゥ！！」」



ボコスカ殴り倒し、蹴り倒しを繰り返す晋助と銀時を放置して
桂浜の龍以外の新人の方へ向かい、仕事することにした

まともな人増えないかな。

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