Open the 《∞》gate

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おや？見つかってしまったか。

うん？・・・無駄にいい声の作家を出せ？そして、なぜここに私が居るのかだって？

それは、私が花のお兄さんだからだよ。

いや～、一時は閉じた空間に迷い込んじゃって、どうしたものかと思っていたけどね。

・・・なになに？・・・そろそろ私のボックスに来い？

・・・君、それはあまりに発言がメタ・・・

───で、君はそもそもどうしてここに来たのかな？

ふんふん。結局、話の真相は何なのか？

あの物書きが見せたがらないのには意味がある。見ない方が良かったと後悔するかもしれない。

それでも構わない？・・・そうかい？なら見せてあげよう。

え？止めないのかって？

そりゃ、止めないさ。

私は、あの童話作家と違って困らないからね。

そう。全ては自己責任だ。

真実の話こそが、拍子抜けするほどシンプルなものだったりするからね。

だけど、それでも君が見たいというのなら私は止めないとも。既に扉は開かれている。見たいと言うのなら、覗いてくるといい。

・・・ああ、それから、

君の魂が望めば、私は札一枚でだって君の元へと向かうとも。

マイ・ロード。

─── なぜなら世界とは、そういう風にできているのだから ───執筆状態：完結