32話 ページ11
虹村side
Aは、真華チャンとやらの事を1時間くらい喋った後話し疲れて寝てしまった
試合に疲れて寝るならまだしも、話し疲れて寝るってなんなんだよ⁉
真華っつー奴は帝光に来るらしいから、もしバスケ部ならシゴいてやる
そう思いながらお茶を飲んでいると
トンッ、トンッ
柊木先輩が、後ろの席から肩を叩いて来た
虹「何ですか?」
柊「虹村さんと、一ノ瀬さんって仲良いわよねー。小学生から一緒なの?」
虹「いえ、幼稚園が一緒で小学校は、別っすけどそれがどうかしました?」
何でそんなこと聞くんだよ、と思いつつ質問に答える
柊「へぇー、じゃあ虹村さんは9年間片思い中なのね!」
虹「ブッッ、ゲホッ、ゴホッ、ガハッ、なっ何を言ってるんすか?先輩」
いきなり、言われ思わずむせてしまう
柊「別に隠さなくていいわよ。好きなんでしょ?一ノ瀬さんの事」
虹「まっ、まぁ否定はしませんけど…」
柊「まあ、分かるわよー。あの子無自覚人たらしですしね。私も彼氏がいなかったら、惚れてますよ」
彼氏以外の恋愛事に1ミリも興味がない、この先輩のことだ
本当の用は、他にあるのだろう
虹「でっ、本当の用は何なんすか。柊木先輩」
柊「フフッ、虹村さんは、察しが良くてたすかりますねー。聞きたいのは、一ノ瀬さんって小さい時からああなのかってことですよ」
虹「ああって?」
柊「一ノ瀬さん、中1っぽくないというか何というか、年相応らしくないじゃないですか。それって小さい時からなのかなーってことですよ」
いやっ
あんたのことも、年相応だとは思わないんだけど…
虹「別に、幼稚園の時からたらしではあったけど、普通の子供だったと思うっすけど…」
柊「そうですか。それはともかく、一ノ瀬さん相当なたらしなので、気をつけた方がいいと思いますよ」
柊「小学校の頃も何人か、たらしてたんじゃないですか?」
確かにありえる
もしかしなくても、真華っつーやつは惚れてるだろうし
でも
虹「誰にも譲る気は無いっすよ」
柊「フフッ、そうですか」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
柊木楓(ひいらぎかえで)
いいとこ育ちのお嬢様
恋人に対しての束縛が半端ない
くえない人
2軍キャプテン
これからもちょくちょく出て来ます
虹村さん落ちみたいに、なってますが違います
6人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:エトワール | 作成日時:2017年12月31日 13時