僕の声、君を救うため。【あほの坂田】 (ページ8)

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☆.｡.:･ﾟepilogue･ﾟ:.｡.☆ ページ8

俺は、何度も何度も時計を見直す。

今日はやっと優さん、………いいや、違う。Aに会える日だ。

……………時間、間違えてないよな。俺にしては偉い。ちゃんと時間前にきたから。

『あ、の…優？』

坂田「わっ⁉…Aで、すか…？」

昔の少し暗い感じはあるが、大分明るくなったと思う。

Aかと尋ねたらいきなり抱きついてきた。

『～～～‼‼優！会いたかったぁ…。へへっ』

坂田「………やめてや。人おるのに、」

『にひひ、照れてるん？んふふ。』

それから移動して、色々な所に行った。

笑ってる。君が。それを、何度望んだ事か。

でも、もう俺は必要無いのかな、なんて感情が出てきてしまって、…どうしようもなく、辛い。

君が笑えば、それだけで良いのに。俺は何をしたいんだろう。

『？どしたん、優。何で、…そんな辛い顔して…っ』

何で、君が辛そうにするのか。何で、君が泣きそうになるのか。
俺には分からない。

そんな顔はもう、見たくない。
独り占めするのは、次は俺の番だ。

だから、俺は決めたよ。

「ずっと笑わせるから、君を救うから、…………僕の彼女になって下さい。」

『っ‼‼‼………優。私_____』

君の答えは＿＿＿＿＿＿＿＿。

『僕の声、君を救うため。』
fin.。.:*☆