お姉ちゃんなんて……【一ノ瀬トキヤ】【うたプリ】

憎くていい ページ13

学園の仕事も終わって帰ろうとした
俺の目に映ったのはA

何もないかのように歩いているが、その足は何処かふらついていた

日「Aっ！」

そう言ってAの元に走っていくとまたあの笑い方

『日向先生！お仕事終わったんですか？お疲れ様です！』

俺の前ではそんな顔するなって…俺言ったのによぉ…



チラリと見えた痣
何処かぶつけただけだと思うがその痣はいろんなところにあった

もしかしてこいつ…イジメられてるのか…？

日「A…お前イジメられてるのか…？」

そう聞くとAは

『っ…いえいえ！何を言ってるんですか！』

一瞬暗い顔をした
それからもう一度、作った笑いをした

日「……足の複数の痣はじゃあ何だ…」

『それはっ………私ドジっこくて！ぶつけまくっただけですよ！』


明らかに嘘だ
こいつは嘘をつくとき癖がある

一瞬暗い顔をしてから、いつもの作り笑いをする
さっきイジメられてるのかと聞いた時もこいつは嘘を付いたことになる

シャイニングはこの事知っているのか…？


いや、あのおっさんに限って知らないって事はないか
じゃあ何で何もしない？

シャイニングからしたら、こいつは……Aはシャイニング事務所に必要な人材だ
作曲はこの学園ではダントツ、もしかしたら七海をも超えるかもしれない奴だ


だけどこのままAをほったらかしたら…Aは………






壊れてしまう

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