7.声 ページ7
Aside
「さっきまで人少なかったのに夜になったらいっぱい増えて来たね」
『確かに…ていうか、お父さんは?』
夏帆と話ながらお母さんの後ろを歩いているとふと思った疑問を問いかけた。するとお母さんもそれを思っていたらしく辺りを見回しながら困ったように言った。
「そうなのよ、さっきまでそばにいたのに…何処行っt、
あなた!」
話してる途中お父さんを見つけたのか叫び手を振るお母さん。人混みがどんどん酷くなっていく中目の前に黒ズボンの足が見えたかと思えば急に高くなった視界と足にはさっきまで踏んでいた土という感覚がなく宙に浮いていて体を支えられていた。
「すみません、麗さん。先ほど仕事の電話で少し席を外してしまい
二人も心配をかけてしまってごめんね」
「んもう、月彦さんったらそういうことは先に言ってくださいよ」
その時聞きなれない名前が出た…
"月彦"
お母さんは今お父さんのことを"月彦"と呼んだ。別にそんなことに疑問は浮かばない。それは今までもそう呼んでいたからだ。お父さんの名前は月彦…だけど何故か心の何処かで違うと言っている自分がいた。
『(…もしかして僕は、何か大事なことを忘れている、?)』
すぐそこまで出かかってるそれは思い出せなくすごくむず痒い…。あと少し、何かきっかけがあれば思い出せそうな答えに不安を覚えていた。
お父さんの胸の中歩き始めた。僕は、お父さんに抱き抱えられながらずっと頭を捻り答えを探していた時声が聞こえた…。
この声の持ち主は、
《禰豆子のことは兄ちゃんが絶対に守ってやるからな!》
すごく優しい声で、妹思いな優しいお兄ちゃんで
《俺は頑張ることしかできないから…》
とても頑張りやさんな
《俺の名は_________。》
僕が前世に死ぬときまで夢中になっていたあのアニメの主人公…
『竃、門た、ん治郎……(ボソッ』
やっと思い出した、ここはアニメや漫画で見た鬼滅の世界の東京の浅草で
今、俺を抱き上げるこの人は…鬼のトップで竃門炭治郎の仇
「鬼舞辻無惨!!!!!!!!!!!!」
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作者名:朔-さく- x他1人 | 作成日時:2020年5月7日 5時