忍たま 愛され姫3

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ト「お代はお後で、味を見て下さい」
滝「人犬体のこの妙技！お代はお後見ないと損だよ！」
「戦は体が資本だ、お代は後々、どんどん食べて！」
ユ「お一ついかが？」
タ「お客さ〜ん、髪傷んでますね…トリートメントします？」
黄「ああ、戦は長いからな」
ト「お殿様もお一つ」
シ「お代はお後で」
大「お主可愛いのお、綺麗じゃのお」
山「あら〜、こちらお上手〜」
黄「ふんっ……芸って物好きやのお」
「殿ー！！」
黄「何だ！」
「ドクタケの軍勢が国境を越えて、我らが領内に侵攻中！」
「今お城は空っぽで防げません！」
黄「何で城が空なんだ…」
黄「って、園田村に行かせた！」
黄「いかん！いますぐ兵をまとめて城へ急げ！」
お「お残しては許しまへんでー！！」
タ「っあ、その髪で行きますか〜？」
黄「何だ……あ"ー！ななな何とかして！何とかして！」
タ「座って下さい〜」
黄「急げ！」
タ「急ぎは料金割増です〜」
小「お客さーん、お勘定、今計算させますねー」
黄「急ぎじゃ！今度にせー！」
小「……つけですかー？」
小「じゃあー、あとで請求するので、ここにサイン下さい。じゃないと地獄の底まで追いかけますよー？」
黄「ふんっ」
小「あとこことー、っあここもー」
タ「髪結代も入れといて下さい〜」
黄「えーいお前ら、貼るんじゃないぞ！」
タ「動かないで〜……はいっ、出来ました〜」
小「どうもー」
小「園田村始め、十五村の制札、確かに頂きましたー」
黄「制札！？……あああ！！」
黄「朱印まで押してある！！」
小「右筆さんに貰っといたんですー」
山「この請求書にハンコ下さらないと、私帰りませんわよ」
山「さあ、その三分判でいいんで、ボーンボン押して頂戴？」
山「や〜だ、こちらよく見るといい男〜」
利「(||ﾟДﾟ)……」
黄「君ちはどうなっとる」

「「制札、ありがとうございました」」

黄「お主ら……」
山「黄昏甚兵衛様、村々はもう十分な代価を払いました」
利「父上、口紅……」
大「伝子さん…男なの……？」
黄「甚兵衛様、手に入れた領地が大事ならばサボってはなりませぬぞー」
へ「ヘムー！」
黄「りょっ、領地とな」
山「貴方が、オーマガドキから内密に貰いうけた十五の村の事です」

くノ一「「私達が全部の村を回して、秘密を喋っちゃいました！」」

山「秘密はいつか漏れるもの」
学「さて、今はお急ぎのご様子。これ以上引き止めますまい」


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