検索窓
今日:5 hit、昨日:2 hit、合計:44,639 hit

カフェテリアでの話(2) 〜アサside〜[29] ページ35

「確かに…ハニートラップ上手いね。」

まだ少し恥ずかしそうに、アーヤが呟く。

「ありがとね〜。」

おどけて顔に両手をあて、ぶりっ子ポーズ。

すると、若武が不思議そうな顔をした。

「お前、いつもこんな事やってたっけ?」

「普段はこんなキャラじゃありませんっ!いつもこんなぶりっ子キャラな訳ないでしょ!?」

「じゃあ、なんでだよ?」

まだ訊いてくる。

あー、そんな事訊かなくたっていいのに!

「なんとなくやりたくなったの!アーヤ可愛いから。」

「はぁっ?」

「それ、おかしくね!?」

「ちょっ、どういう事!?」

若武、そして上杉君も思わずという感じでツッコみ、アーヤは頬を赤らめた。

「いいでしょ、別にあんたたちの事可愛いって言った訳じゃないし。
大体アーヤは誰もが可愛いと思うじゃん。」

「ん…。」

「まぁな…。」

私の咄嗟の言い訳に、納得してしまう男子ども。

「え、私可愛くないよ!?」

1人驚いてるアーヤ。

「可愛いって!だってコイツらも納得してるし。」

「少なくともコイツよりは可愛い。」

若武が割り込み、私を指差す。

うわっ!

「失礼な!しかも、人の事指差すってお行儀悪いんだからね?」

「じゃあ、どうすればいいんだよ?」

「こうすればいいの。」

言いながら、私は指を揃えて優雅に若武を指した。

「これなら大丈夫でしょ?」

「はぁ。」

一応頷きながら若武が私を指す。

「……あれ、オレ、何が言いたかったんだっけ?」

しばらくしてから首を傾げる若武。

「さぁ?」

澄まして肩をすくめる私たち。

カフェテリアでの話(2) 〜アーヤside〜[30]→←カフェテリアでの話(2) 〜アーヤside〜[28]



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.0/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
15人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

希緒 - 楠なーさん» ありがとandこれからも宜しくd(ゝ∀・*)ネッ☆ (2017年6月2日 18時) (レス) id: 6b330cfe2f (このIDを非表示/違反報告)
楠なー - 希緒さん» りょーかいです!頑張れandこれからもよろしく( *´艸`) (2017年6月1日 11時) (レス) id: 7164bf1d64 (このIDを非表示/違反報告)
希緒 - 楠なーさん» ありがと(*´∀`*) でも、取り敢えず自分で頑張ってみよっかな お手上げになったら宜しくお願いします(笑) (2017年6月1日 0時) (レス) id: 6b330cfe2f (このIDを非表示/違反報告)
楠なー(プロフ) - 続編の行き方教えましょうか? (2017年5月29日 0時) (レス) id: 20b5ed2b90 (このIDを非表示/違反報告)
楠なー(プロフ) - 希緒さん» 普通に尊敬するよー。だからコメントも評価もしたし。ありがとう! (2017年4月30日 22時) (レス) id: 20b5ed2b90 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:希緒 | 作成日時:2015年10月18日 4時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。