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カフェテリアでの話(2) 〜アサside〜[16] ページ19

秀明に着いたのは、1時50分。

1階から最上階のカフェテリアまで上らなきゃいけないんだ。

疲れるなぁ…。

まぁ、頑張るしかないか。

時間はあるしね。

「はぁ〜っ…。」

やっと着いた…。

疲れた…。

カフェテリアを見回すと、まだ誰も来てない。

1番乗りだっ!

その時、下の方から若武の声が聞こえた。

「おい!諸君、時間がないぞ!急げ!」

やっぱり、リーダー気取ってるんだ。

私は、さりげなく壁に寄りかかって若武たちが来るのを待つ事にした。

若武が1番に上がって来る。

続いて、上杉君に黒木君。

まだ小塚君とアヤちゃんは来ない。

若武は私に気付かないみたいで…。

「まだ依頼人は来てないみたいだぞ!」

と、私の目の前で叫ぶ。

まさかの…。

驚くかも、とは思ってたけど、全っ然気付かないなんて…。

若武が、日頃、私の事をどんな風に見てるかがよーく分かったわ。

さて、そのままにしておいたらどうなるか…。

ちょっと実験してみよっと!

「若武先生のメンツが潰れなくてよかったな。」

黒木君が上がってきて、若武に言う。

「全く…。そんなに急ぐ必要ないだろうが。」

黒木君の隣で、上杉君が言った。

うん、私もそう思う。

「若武、速すぎだよ…。」

小塚君がはぁはぁ言いながら、ゆっくりと上ってきた。

「そうだよ…。若武、速すぎる…。」

隣で、女の子も言った。

多分、この子がアヤちゃんだよね。

可愛い!

「じゃ、行くぞ。KZ一同、出陣っ!」

はぁっ!?

どんだけカッコ付けてんの!?

「出陣っ!?」

上杉君が叫ぶ。

「まぁまぁ…。とにかく、入るよ。」

上杉君をなだめる黒木君。

若武を先頭に、KZの皆はカフェテリアへ入ってしまった。

あ〜あ。

全く、なんで気付かないんだろう…。

ここにずっといても仕方ないから、私もカフェテリアの中に入る事にした。

KZの皆が座っているテーブルはすぐに見つかった。

目立たない所だったけど、カフェテリアにいる人自体、少なかったしね。

カフェテリアでの話(2) 〜アーヤside〜[17]→←作者より♪ Part2



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希緒 - 楠なーさん» ありがとandこれからも宜しくd(ゝ∀・*)ネッ☆ (2017年6月2日 18時) (レス) id: 6b330cfe2f (このIDを非表示/違反報告)
楠なー - 希緒さん» りょーかいです!頑張れandこれからもよろしく( *´艸`) (2017年6月1日 11時) (レス) id: 7164bf1d64 (このIDを非表示/違反報告)
希緒 - 楠なーさん» ありがと(*´∀`*) でも、取り敢えず自分で頑張ってみよっかな お手上げになったら宜しくお願いします(笑) (2017年6月1日 0時) (レス) id: 6b330cfe2f (このIDを非表示/違反報告)
楠なー(プロフ) - 続編の行き方教えましょうか? (2017年5月29日 0時) (レス) id: 20b5ed2b90 (このIDを非表示/違反報告)
楠なー(プロフ) - 希緒さん» 普通に尊敬するよー。だからコメントも評価もしたし。ありがとう! (2017年4月30日 22時) (レス) id: 20b5ed2b90 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:希緒 | 作成日時:2015年10月18日 4時

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