カフェテリアでの話(2) 〜アーヤside〜[17] ページ20
「こんにちは。」
その子は微笑んで言った。
黒木君がその子を振り返る。
「あっ、君はさっき、カフェテリアの前にいたよね?どうしたの?」
えっ!?
いたんだ!
全く気付かなかった!
でも、黒木君がその子を知らなかったら、その子は麻美ちゃんではないって事だよね。
その子は若武に向かって、『天使の微笑』って言ってもいいくらいの微笑みを向けた。
若武が、その子を見る。
「あっ!」
まさか…!?
「真田麻美です。
アヤちゃん、初めまして。黒木君、上杉君、小塚君、久しぶり。そして_____。」
若武を見て、ニヤッとする麻美ちゃん。
身をすくめる若武。
「やっと気付いたの?臣ちゃん!」
若武以外の皆が、大爆笑した。
「お、臣ちゃん…!」
「あはははっ!」
「最初っからやってくれるねー!」
「うふふふふふっ!」
「アサっ!」
真っ赤になって、若武が叫ぶ。
麻美ちゃんは、若武に最っ高の微笑みを投げてから、言った。
「私は、あなたたちが来る前からカフェテリアの前にいた。
でも若武は、待っていた私に気付かなかった。よって、若武のメンツは丸潰れよ!」
そして、ビシッと若武を指差した。
若武が呆気にとられる。
黒木君、上杉君、小塚君、私、そして麻美ちゃんも、また大爆笑してしまったた。
「若武…!」
「若武の…メンツ…!」
「こんなに大爆笑したの…久しぶりだなぁ!」
「うふふふふふっ!」
「おい、笑うなっ!」
周りの人たちが迷惑そうに大爆笑している私たちを見ていた…。
ごめんなさい…と思ったけど、笑いが止まらないっ!
そして、若武は私たちが笑っている間、ずっとムクれていた。
私たちの笑いがようやく収まった頃、若武がムクれたまま言った。
「おいっ、もういいだろ!」
あっ…。
私たち、笑いすぎちゃったかも…。
皆もそう思ったらしい。
「ごめんなさい。」
「笑いすぎちゃって…、ごめんね。」
「若武、ごめんね。」
「悪いな。」
「若武、ごめん。」
皆に謝られた若武は、すぐに機嫌を直した。
「よし!じゃあ、KZ捜査会議を始めるぞ!」
切り替えが早い…。
まぁ、そこがいいんだけどね。
私はネガティヴでこんなに切り替えが早くないし、いつまでも引きずっちゃうタイプ。
若武が羨ましいなぁ。
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希緒 - 楠なーさん» ありがとandこれからも宜しくd(ゝ∀・*)ネッ☆ (2017年6月2日 18時) (レス) id: 6b330cfe2f (このIDを非表示/違反報告)
楠なー - 希緒さん» りょーかいです!頑張れandこれからもよろしく( *´艸`) (2017年6月1日 11時) (レス) id: 7164bf1d64 (このIDを非表示/違反報告)
希緒 - 楠なーさん» ありがと(*´∀`*) でも、取り敢えず自分で頑張ってみよっかな お手上げになったら宜しくお願いします(笑) (2017年6月1日 0時) (レス) id: 6b330cfe2f (このIDを非表示/違反報告)
楠なー(プロフ) - 続編の行き方教えましょうか? (2017年5月29日 0時) (レス) id: 20b5ed2b90 (このIDを非表示/違反報告)
楠なー(プロフ) - 希緒さん» 普通に尊敬するよー。だからコメントも評価もしたし。ありがとう! (2017年4月30日 22時) (レス) id: 20b5ed2b90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:希緒 | 作成日時:2015年10月18日 4時