▼ リヴァイ × ホスト ページ26
.
「ねえ、ユリ、今回はやめとこう」
「いいじゃない！それにもうアンタの事話しちゃったし、向こうも会いたいって！」
笑顔で私を引きずるように歩く親友のユリ
「もう....」
「次は友達も連れてきてって言われたし、一回は経験しておきなよ！しかもホストのお店ナンバーワンを」
「私には早いよホストなんて....」
私の世界に全く関わりがない“ホスト”という煌びやかで怖い世界。そんな場所に今私は導かれている
「着いたよココ！」
そう言って斜め前のお店を指差した
“HOST MY LAGOON”
既に名前から夜の世界が滲み出てる....
地下への階段を下ると、目の前に現れた重たいドアをユリは開けた
「いらっしゃいませ、ユリ様。今日はご友人の方もご一緒で？」
黒服の男がどこからともなく現れ笑顔を向けた
名札を見ると、エルヴィン•スミスと書かれている
「そう！エレンくんが友達連れてきて欲しいって」
「そうでしたか。今後ともうちのエレンを宜しくお願いします。では、御案内致します」
エルヴィンさんに連れられ廊下を歩くと目の前に見えたのはドラマで見たあの薄暗くキラキラした広い店内、そしてあちこちの席で女の人を相手にするホスト
私あんなに男の人に触れられたらパンクする....
エルヴィンさんに席を案内され、私たちは着席した
すると、再度エルヴィンさんが私たちの席に来て跪いた
「申し訳ありません。エレンが見当たらず遅れておりまして、代わりを指名されますか？」
「大丈夫です、待ちます」
「おいエルヴィン、俺はここに入る」
話を遮った声の先を見ると黒髪の背は低めの切れ長の目をしたクールそうな人が綺麗なスーツ姿で立っていた
「リヴァイ、カレン様は」
あ、この人さっき看板にNo.1ホストって書かれてた人だ....
リヴァイと呼ばれたNo.1ホストはコツコツと靴を鳴らし私の隣へと座ると、ユリを含む他の席の人がざわめきだした
「エレンと奥にいる」
「何故だ」
「エレンに会いてえって俺がほっぽりだされた、だから」
リヴァイさんは急にグイと私の肩を寄せ私は大混乱
「名前は」
「え？あの、Aです....」
「A.....」
彼は脚を組み私の肩を掴んだまま
「Aを今からVIPで貰う。大金を落としたくなけりゃカレンを店から出せ」
！？！？！？
「俺のモンになれよ」
私は人生初ホストでNo.1ホストに逆指名されたようです
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 66人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「進撃の巨人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
♪美桜♪ - コメント失礼します。完結おめでとうございます！！全部凄く良かったです！あんず様の小説はいつも楽しく読ませていただいています！他の小説も頑張ってくださいね！陰ながら応援しています！(*´ω｀) (2018年9月23日 13時) (
レス) id: 951996096a (このIDを非表示/違反報告)
カエデ(プロフ) - 完結おめでとうございます<m(__)m> とても楽しかったです！ありがとうございました(≧∀≦) (2016年7月14日 7時) (レス) id: 3be6e10bf6 (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん♪(プロフ) - あんず様のこの短編集大好きで、いつも影ながら読ませていただいてますm(_ _)m私は続けて欲しいと思ってます！ (2016年5月14日 18時) (レス) id: 73d1b6644f (このIDを非表示/違反報告)
Kurin. - 私も更新楽しみにしてるので、続けて欲しいです！ (2016年5月14日 11時) (レス) id: 119c787c94 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ煮オレ(プロフ) - いつでも良いので更新してください！楽しみにしています！ (2016年5月13日 13時) (レス) id: f5dbfcdd58 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あんず | 作成日時：2015年6月17日 0時
