#33 Levi ページ34
.
「ん....」
なんだか、居心地が悪い気がして目が覚めた
静まり返った俺の寝室はカーテンがうっすらと開いていてそこから木漏れ日が射し、鳥のチュンチュン鳴く声が窓越しに聞こえる
幸い、気怠い気分もだいぶ解消されたようだ
ふと、我に返り寝返りをうとうとすると、背中に何かが触れた
状況が理解出来ず、上半身を起こし横を確認した
.......何故ここにペトラがいる？
昨日俺は何をしていた？益々わからねえ
額に違和感を覚え手で触れると、ぬるくなった冷えピタ
確かに俺は風邪を引いた
絶対あいつの風邪が移された以外考えられねぇ
だが、ベッドで大人しく寝ていたはずだ
ペトラを呼んでもいなけりゃ、合鍵すらまだ渡したことはねえんだ
ペトラを起こさぬよう、静かに寝室を出てリビングへと向かった
リビングテーブルには無造作に置かれた大きなビニールにスポーツドリンクや冷えピタの他に、溶けきったアイスまで入れられていた
「食えねえな...」
流石に見るに耐えずアイスは直ぐにゴミ箱に捨てた
大きなビニール袋を動かすとその横には俺のスマホが置かれていた
ロックを開くと着信履歴の画面が開きっぱなしだった
「昨日じゃねぇか....」
何故か俺は昨日、夕方頃にAへ着信をかけていた
見たところによるとかけた時はしっかり向こうに繋がったようだ
なら、あいつに聞けば何か覚えてるだろう
「リヴァイさん......？」
背後からか細い声で声をかけられ少し肩が揺れた
「ああ、起きたか」
「勝手に泊まってしまって.....」
申し訳なさそうに眉を八の字に曲げ俯いた
「構わん....」
少し沈黙があり、言うべきか言わないべきか迷っていると彼女は俺が立つテーブルの反対側のイスに腰掛けた
「昨日のこと、気になってるんですよね.....？」
彼女はそう言うとひと息入れ、口を開いた
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 336人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もちもち(プロフ) - 待ってました！！更新ありがとうございます！この話本当に好きなので嬉しいです(*^^*)頑張ってください！ (2017年7月15日 23時) (
レス) id: 4c904eb239 (このIDを非表示/違反報告)
月猫です〜(プロフ) - コレすごく好きです〜♪応援するです！楽しみです〜♪ところで英語能力皆無で､何も読めないだと!?Σ(゜Д゜)(;゜゜)中１の癖に！リヴァイ〜(/≧◇≦＼) (2017年6月8日 19時) (レス) id: 84be498276 (このIDを非表示/違反報告)
あんぱん - あひゃ〜…ヤバイ！切な！リウ”ァイが断然いいんだけど…エレンもかわいそう…うぎゃ〜！！リウ”ァイ〜… (2017年6月7日 1時) (レス) id: ecd95d872d (このIDを非表示/違反報告)
リヴァイ推し - 続き楽しみです!頑張って下さい♪ (2017年5月14日 23時) (レス) id: 9abe22448e (このIDを非表示/違反報告)
俺の嫁は二次元(ｷﾘｯ - 切ない…更新頑張ってください！ (2017年5月14日 1時) (レス) id: 3614360162 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あんず | 作成日時：2015年1月16日 22時
