四十三話 ページ44
そういえば……中原さんは地下に行くなと言っていた
……いや、でも道を聞くだけですから大丈夫……ですよね
「あの、誰か……」
「此処にいるよ！」
そう言われて振り返る
牢獄のような空間に、小さな男の子……？が居た
男の子がなんで牢獄に？
「なんだか珍しい人が来たね〜あ、もしかしてお姉さんが中原さんの婚約者？」
「そ、そうですけど……あの、中原さんの執務室って何処でしょう」
「知らない！」
元気よくそう返事された
困った事になってしまった……
「ねぇ、多分中原さんが探しにくるから少し話そう」
「良いですよ。えっと……」
「僕は久作。夢野久作！」
「久作……くん。私はAです」
「Aさん？なんで此処に来たの？」
そう聞かれて答えるのが恥ずかしい
「えっと……まだ来たばっかりで慣れなくて迷子に……」
「矢っ張り？此処広いもんね〜」
そう言いながら久作くんが何故そんな所にいるのか気になり
「久作くんはどうして此______」
「A！何処だ？」
「あ、ほら、来たよ」
中原さんの声が上から聞こえた
「中原さん」
「A！なんで其処に……入るなって言っただろ！」
「すみません、判らなくって」
そういえば中原さんは私をじーっと見る
「Qになんもされてねェか？」
「Q……久作くんですか？話をしていました」
そういえば久作くんが私の服を引っ張る
「また遊びに来てね☆」
「ええ」
「……ったく、行くぞ」
そう言って手を繋いだ中原さん
「わーラブラブだね〜」
「餓鬼には判んねェよ」
そう言いながら私の手を引っ張る
「で、此処を曲がったら俺の執務室」
「……反対に居たんですね」
「ああ……どうやったら彼処まで行くのか見てみたい位だよ」
そう言って中原さんが笑う
方向音痴ではない筈
「広いんですね……」
「確かに広いな」
そう言いながら中原さんの執務室に入る
「……Qとはあんまり会うな」
「何故ですか」
「……おいおい話すが、今はあんまり近寄るな」
そう言って椅子に座る中原さん
そんなに久作くんは危ないのだろうか
そう思いながら素直に頷いて仕事を教えてもらった
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (4月25日 1時) (
レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - 正直にいうと後半の妹サイドの話、私は姉側に入り過ぎて自分の様に体調壊すまで痛みますその話はどれくらいで終わりますか。終わっていたらそこから読みたいのですが、どこからか教えてください (2019年5月31日 7時) (レス) id: 8edac39d65 (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 麗華三日月さん» ええ、救いようがなくて何か言って入りたびに呆れてしまいます。救えないのです (2019年5月26日 20時) (レス) id: 996d91c156 (このIDを非表示/違反報告)
麗華三日月 - 居ますよね…救いようが無いからなぁ… (2019年5月26日 20時) (レス) id: b8888aeaec (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 麗華三日月さん» そうなんですか？じゃあ……自信持って頑張ります！そうですね。そうなんですか？私のクラスでも居ますね……改心できたら良いのですが、そんな気楽なもんじゃないから嫌ですね (2019年5月25日 13時) (レス) id: 996d91c156 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リュカ
| 作成日時：2019年5月12日 15時
