十二話 ページ13
「一々一々俺の邪魔しやがって太宰！！」
そう言って中也さんが太宰と呼んだ男性を睨みつける
「おや……何時もより威勢がないねぇ」
そう言って太宰さんは私を見て
「もしかして彼女の前だから？ていうか彼女いつの間にできたの！？」
「ち、違う！此奴は只の……」
「私は只の友達ですよ。私が此処の喫茶処に来たかったので前のお詫びに来たのです」
そういえば太宰さんが私をじっと見つめる
なんだか恥ずかしい……
と思ってると
「えい」
「あ」
眼鏡を取られる
私は視力が結構悪いのでそれがないと困る
「返してください！」
「中々の美人さんじゃあないか。声も可愛いし」
「っ、揶揄わないでください！」
そう言ってぼんやりと見える眼鏡を奪おうとすれば簡単に避けられる
「コンタクトにしたら？折角の美人さんが台無しだよ？」
「……私の妹を見ておんなじ事が言えるんですか」
「え？」
つい、ポツリと言ってしまった
皆最初はお世辞を言ってそう言う
でも、妹を見た後私をそう言ってくれる人は居ない
「……返してください」
そう言って隙をついて取って掛け直す
「太宰が悪いな……」
「いえ」
「……そうそう、私は武装探偵社の社員でね。困った事があればなんでも聞くよ？」
この人には絶対に相談しないかもと思いながら頷く
「因みに、私と一緒に心中してくれる気はないかい？」
「ありません」
「巫山戯んな！！」
そう言って等々キレた中原さんが器用に回し蹴りを決めるが簡単に避ける
「君はちっとも学習しないねぇ」
「うっせェ！！」
この二人、お互いの事をしっかり判ってるんだろうな
そう思いながら二人を見ていると太宰さんが何かを中原さんに言っていた
「ま、そう言う事だから」
「……そん位判ってるよ」
「んじゃ私はそろそろ国木田君に怒られるから逃げるね〜」
そう言って太宰さんは喫茶処を出て行った
……風みたいな人だな
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (4月25日 1時) (
レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - 正直にいうと後半の妹サイドの話、私は姉側に入り過ぎて自分の様に体調壊すまで痛みますその話はどれくらいで終わりますか。終わっていたらそこから読みたいのですが、どこからか教えてください (2019年5月31日 7時) (レス) id: 8edac39d65 (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 麗華三日月さん» ええ、救いようがなくて何か言って入りたびに呆れてしまいます。救えないのです (2019年5月26日 20時) (レス) id: 996d91c156 (このIDを非表示/違反報告)
麗華三日月 - 居ますよね…救いようが無いからなぁ… (2019年5月26日 20時) (レス) id: b8888aeaec (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 麗華三日月さん» そうなんですか？じゃあ……自信持って頑張ります！そうですね。そうなんですか？私のクラスでも居ますね……改心できたら良いのですが、そんな気楽なもんじゃないから嫌ですね (2019年5月25日 13時) (レス) id: 996d91c156 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リュカ
| 作成日時：2019年5月12日 15時
