お姉ちゃんのこぼれ話【シリーズ短編】 (ページ4)

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それでも私はやってない－ Shibayu －ページ4

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「ね～、なんか着替え持ってない？」

「お前はなんでまた全裸なんだよ！」

「さっきお茶こぼしちゃって脱いだ。だから誰か着替え持ってないかなぁって。」

「着替えを確保してから脱ぐのが普通だけどね。」

今日も今日とてしばゆーは自由人。
彼が裸になっていることなんて珍しくもなく、むしろキチッとスーツなんか着てこようものなら、熱でもあるんじゃないかって心配するかもしれない。

(う～ん、それにしても…)

しばゆーに関して、最近私はある発見をした。
そしてこれは、なかなかに良い発見に思える。

「ねぇほら、一応女性ががいるんだから服着なよー。」

「いやでも、AはAで動じなさすぎだけどな。」

「…っていうかなんか、Aさんすごいこっちをガン見してない？」

「え？」

「……。」

私がしばゆーに向ける視線は、どうやら気づかれてしまったらしい。

そう、確かに今、私はしばゆーをガン見している。

そして私の“発見”は確かなものだという確信を得た。

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