お姉ちゃんのこぼれ話【シリーズ短編】 (ページ5)

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「しばゆーってさ、良い体してるよねぇ。」

「「「……。」」」

しばゆーが裸でうろうろしているのがあまりにも日常化しすぎたし、しばゆーのキャラにも引っ張られて全然意識したことがなかったのだけど、よくよく見たらなかなかに引き締まった筋肉をしているし、肌も綺麗。全体のバランスが非常に整っていることに気が付いた。

確かめるようにもう一度、しばゆーの身体を上から下まで観察する。

「え、ちょっと恥ずかしくなってきた…」

「うんまあ、その感覚はもっと早くにもった方が良かったけど、それよりもだいぶ爆弾発言が飛び出てきて処理が追い付かない。」

「いやっ、っていうかただの痴女発言だろ今のは！！」

「え？誉め言葉じゃん！」

「いやぁ、視線と言い方が完全にベースケなおやじのそれでしょ。」

「そ、そんな目で見ないでください…！！」

これだけ男がいる中で、なんで私がセクハラをする側の扱いをうけなきゃいけないのか。

っていうか、セクハラしてるのはむしろ、裸でうろついてるしばゆーでしょ！訴えたら勝つ自信あるんですけど！

「しばゆーが勝手にそんな恰好してるんじゃん！私は悪くなくない？？」

「あーもうなんかAが、ミニスカート履いてる女に「そんなスカート履いてるんだから、見られても仕方ないでしょ？」っていうキモイおやじに見えてきた。」

「ねえちょっと待って！おかしい！」

「いや、言い得て妙だと思う。ほら、しばゆー、僕の後ろに隠れな。」

「うぅっ…。」

「ねー！！この構図はおかしいってばーー！！」

「やっぱこの人、てっちゃんの姉なだけあるわ。」

それでも私はやってない

「なんか最近、しばゆー脱ぐ率減ったくない？」
「ちょっとトラウマができて…」
「よ～し、本物のセクハラみせてやろうか！？裸にひんむいてやるからこっち来な！！」
「いよいよ発言がやべえな。」

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