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06.消えた不要物の行方 ページ6

〆.



小瀧くんは、さっき見せた割引券を何枚も写真に収め、くんくんとにおいを嗅いでいた。



紙とインクのにおいしかしないんじゃないかな。



「小瀧くんって、におい嗅ぐの好きだよね」



「え!?」



見られてるとは思わなかったようで、慌てて割引券を手放した。



「シャンプーの匂いとか、好き?」



髪に指を通すと、小瀧くんの鼻の穴が広がる。



「す、き……」



「ほんと?」



たまにこうやって小瀧くんをからかったりして楽しんでます。ごめんね。



「ありがと」



「っ、」



ふっと笑って、割引券を奪った。



小瀧くんのことだ。



こんな小さな紙切れですら、丁重に扱いお持ち帰りするに違いない。



ドーナツ代は割引なしで全額支払うつもりだろう。目に見えている。



…………お持ち帰りした私の品々、小瀧くんどうしてるんだろ。



ボールペンやハンカチとかの実用品は絶対に取らないけれど、



鼻をかんだティッシュやら折れたシャー芯やらは全部小瀧くんの手中にある。



彼の家のキャパシティがどれほどか知らないけれど、相当量溜まっているはずだ。



これは気になるなぁ。



小瀧くんが珍しく姿を消したのでその隙に流星に聞いてみる。



「小瀧くんが持ち帰ったやつって、どうなってるの?」



「え、聞いて後悔せん?」



「何を今更」



「………望の夜のオカズになってるらしい」



「は」



声を潜めた流星。確かに潜めてほしい内容だった。これも今更か。



「物を見て、Aの一日を思い出して、一人で慰めたらそれが汚れるやん?そうなったら捨てるらしい」



「あ、捨ててるんや」



汚れるって……。まあ好きにしてもらったらいいんだけど。



「小瀧くんも男の子だなー」



まぁそうか。思春期だしね。



私を想い夜を過ごす小瀧くんを想像すると、なんだか申し訳なくなった。



「ドーナツ割引券はちゃんと店員さんに処理してもらおう……」



〆.

07.ドーナツとボイスレコーダー→←05.椅子と割引券



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設定キーワード:ジャニーズWEST , 小瀧望   
作品ジャンル:ラブコメ
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のんぴろーが欲しいお年頃。(プロフ) - このお話すごく好きです。 (1月21日 20時) (レス) id: ceb3b02307 (このIDを非表示/違反報告)
はゆな(プロフ) - ももさん» ありがとうございます!ご報告も感謝です。一応許可はしてるんですよ。こっちの作品を見ていない人が、その方の作品を見れば、同じように胸きゅんを味わえるじゃないですか?つまり私のことを知らなくても、私の妄想で萌えていただけるなら、それは嬉しいことなんです! (11月14日 8時) (レス) id: 0cb07950a3 (このIDを非表示/違反報告)
はゆな(プロフ) - お塩塩さん» ああああありがとうございます(´;ω;`)自分でも何回か読み直してます(笑)ちょこちょこ文章書き直したりしてるので、また気が向いた時に読み返していただけると嬉しいです!5回も読み返すって……相当気に入っていただけたようでなによりです(つω`*) (11月14日 8時) (レス) id: 0cb07950a3 (このIDを非表示/違反報告)
もも - とても面白かったです!あの、いきなりなんですけど、この作品パクられてました! (11月8日 13時) (レス) id: 3b4fc1bd63 (このIDを非表示/違反報告)
お塩塩(プロフ) - はゆなさん» 読ませていただきました!めっちゃめっちゃ面白かったです!もう5回ほど読み返しました(小声) (11月4日 23時) (レス) id: 21d3fa265e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はゆな | 作成日時:2018年10月27日 21時

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