【wrwrd】お前なんて大っ嫌い！【knsm】

喧嘩３日目 ページ4

『はぁああああ……』

クソデカため息やな…

午前中の授業は終わり、今はお昼ご飯の時間だ。

鬱「僕誰か誘ってくるわ、Aはシッマ誘っといてな！」

…どうせシャオさんなんやろ？知ってる。

ガタ、と席から立ち上がりシッマの方へ向かう。ずっと前を見続けたままのシッマの肩に、ぽんと手を置いて

『シッマ、お昼ご飯一緒に食べようや！』

コネ「…嫌や」

…え

『あ、うん、ご、ごめ、ごめんな…』

そう言って、屋上へと向かう。ズキズキする胸の辺りなんて、知らない

別に、…別、に、シッマに嫌だとか言われて、悲しかったとか、そんなんやないし、…

…あれ、私誰に弁明してるん！？

そう思い、階段を駆け上がる。すると、誰かにぶつかって。

『あ、ごめんなさ…エーミール先生！？』

エミ「あ。すいませ…Aさん？」

二人同時に、謝罪の言葉を言う。

エミ「…どうかしましたか？」

『え゛っ』

エミ「あ、いや、凄く落ち込んでいるような顔だったので…私の勘違いでしたかね、」

『…いや、何でもないです！私、だいせんs…鬱君達とお昼ご飯食べるので、これで！』

…上手く笑えたかな。ていうか私そんなに顔に出やすい…！？

エミ「…早く、仲直りしてくださいね」

そう零した彼の言葉には、誰も気づいていなかった。

ーーーー

キョロキョロと辺りを見回す。え、なんでかって？それは屋上が立ち入り禁止だからなのだよ。

…よし、誰も居ないね…

そう思った。思っていた。

「チチチチィーーッス！」

『ぎゃあああああ！？』

誰！？…ってゾムか。

ゾム「おま、そんな大きい声出すなや…バレるやろ。」

『その声を出させる原因を作ったのは誰ですかねぇ…！』

ゾム「俺☆」

清々しいな…

ーーーー
ゾムside

『ていうかなんで私にするんや…大先生でええやろ…！』

そうぶつぶつ言っているA。

ゾム「ほら、今ならお弁当三個食べる、で許したるわ！」

『え゛。…ぞ、ゾムさーん、私君にイタズラされてないしそもそも記憶なんかないですわー』

そう顔面蒼白になりつつ必死に弁明している彼女。

…あぁ良かった。

俺は少しでも、暗い顔を見たくないんや。

…あいつ、なんで素直になれへんねん…



喧嘩して３日目、私と居るのが嫌みたいです。

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