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『ｹﾞﾎｯ……ｺﾞﾎｯ……耳痛っ………』
「エリザベスｩｯｯ！！んまい棒を投げろと言ったのに爆弾投げるとは何を考えてるんだ！まったく！………大丈夫か子猫ちゃん！」
白い煙を掻き分けて私に駆け寄る桂さん
どうやら目眩ましのんまい棒と爆弾を間違えたようだけど………おかげで浪士たちは尻尾を巻いて逃げたようだ
『私は大丈夫です…っていうか子猫ちゃんはやめ………アレ？十四郎さんはどこですか？！』
いまだ煙が立ちこめて視界が悪く十四郎さんがどこにいるのか分からない
「居たぞ！…………おい！大丈夫か？！おい！」
桂さんに近づくと見えたのは………頭から血を流して意識がない十四郎さんの姿
『十四郎さん！十四郎さん！』
私の呼び掛けにも全く反応してくれなくて……一気に血の気が引いて眩暈がする
『いやだっ！だめ！死なないで………十四郎さん！とおし………ろ…………さん………』
視界がぐるぐる回り更に血の気が引き十四郎さんを支えていた体から力が抜けてしまい横に倒れた…………
「こ、子猫ちゃん！！………エリザベス！急いで救急車だ！」
[もう呼びましたよ]というエリザベスさんのプラカードがぼやけて私も意識を手放した
ーーーーー
「母上〜！」
黒いフサフサの艶髪をした男の子が私に駆け寄る
これは…………夢？
「父上凄いんだよ？！隊士のおじちゃん達みんな倒しちゃった！」
興奮しながら大人用竹刀を小さな手で握りしめる男の子は…………十四郎さんと雰囲気が似ている
「父上は強くてカッコイイ！」
無邪気に笑う男の子の瞳は蒼く煌めいている
初めて会う男の子なのにこの瞳は何回も見たことがある
『…………十四郎さんと同じ色』
柔らかい頬を撫でると抱きついてきた男の子…………感触がやけにリアルでこれは夢なのか現実なのか分からない
私は確かさっきまで十四郎さんと…………
『十四郎さん！！大変！…………はやく病院に連れていかないと！』
「父上は強いから大丈夫だよ母上」
無邪気に笑う男の子は自信満々で言った
大丈夫…………
この子に言われると本当に大丈夫な気がしてきた…………
そしてそれと同時にこの子はお腹の中にいる愛しい我が子なんだと私も自信満々に感じた
『はやくあなたに会いたいよ』
「僕もだよ」
男の子がそう言うと眩しい白い光に私達は包まれた
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Zoo(プロフ) - なんぱんさん» なんぱんさｧｧｱん(；ω；)最近ほのぼの続きだったのでブッこみましたw泣かせてごめんアル( *´・ω)/(；д； )更新がんばりますーー！コメントありがとうね(ちゅき) (2020年9月27日 11時) (
レス) id: b2f3d14e7d (このIDを非表示/違反報告)
なんぱん(プロフ) - まってむり泣いちゃうTTこの幸せ絶頂期にこれはもう...更新楽しみにしてますTTTTTTTTTT (2020年9月27日 11時) (レス) id: e422bd51e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Zoo | 作成日時：2020年8月11日 19時
