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『……座ったらどうです？』
「どんだけ育ってんのか……ちゃんと心臓動いてんのかって考えたら緊張して座ってられねぇんだよ」
今日は産科検診の日で…………半休をとってくれた十四郎さんが付き添ってくれているけど、ずっとソワソワと産院の廊下をいったり来たりしている
ーー土方Aさーん！診察室へどうぞ
「はい！只今参りますｩｯ！」
アナウンスされた瞬間、ハキハキと返答する十四郎さんのおかげで看護師さんや他の妊婦さんにクスクスと笑われてしまった
『落ち着いてくださいお父さん…………可愛いけどね』
「か、可愛いくねぇよ！ほら行くぞ！」
手を繋がれて診察室に入った
ーーーーー
「心臓の音すごかったな………この中で生きてんだな」
診察が無事に終わり産院を出ると私のお腹を優しく撫でてくれた
診察室で聞いたﾄｸﾝﾄｸﾝとだいぶ早い我が子の心臓の音を二人で聞けてまた幸せな気持ちになった
「エコー写真っつーのは見方が分かんねぇな…………ここが頭か？」
白黒の写真をジッと見つめて難しい顔をしてるから私も一緒になってああでもないこうでもない言い合いながら歩くとツワリの辛さも忘れた
『待たれｨ！！』
「あ゛？」
背後から男に声をかけられ振り向くと…………
「真選組副長、土方十四郎殿とお見受けする」
腰にある刀に手をかけながら私達の進行方向を塞ぐ男達…………
『…………攘夷浪士！？』
「A…お前は下がってろ」
「真選組十番隊隊士、土方A………いや、土方十四郎の女だな」
「天人の甘い汁をすする売国奴夫婦に天誅を下さん！！」
男達が一気に抜刀し剣先をこっちに向けてくる…………私は今戦える状況じゃないから刀を持ってきていないからマズイ状況だ
「大丈夫だA…………こんな奴等俺一人で十分ブチのめせる」
私を背に隠すと静かに抜刀した十四郎さんの瞳は瞳孔が開きまくっていて、久しぶりに見るその姿に鳥肌が立つ
「待つんだ貴様達！」
「何奴！？」「お前は！」
突如響いた声………そして私達と浪士の間に割り込んでくる人物………
『か、桂さん！？！』
「なんで桂小太郎が……」
「身重の女性を連れてる副長殿に多勢に無勢で斬りかかるとは武士として如何なものか！恥を知れ恥を！」
エリザベス！と桂さんがいうと丸い鉛色の玉が飛んできて……
ﾄﾞｶｧｱｧｰｰｰｰﾝ！！
凄まじい爆発が起こった
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Zoo(プロフ) - なんぱんさん» なんぱんさｧｧｱん(；ω；)最近ほのぼの続きだったのでブッこみましたw泣かせてごめんアル( *´・ω)/(；д； )更新がんばりますーー！コメントありがとうね(ちゅき) (2020年9月27日 11時) (
レス) id: b2f3d14e7d (このIDを非表示/違反報告)
なんぱん(プロフ) - まってむり泣いちゃうTTこの幸せ絶頂期にこれはもう...更新楽しみにしてますTTTTTTTTTT (2020年9月27日 11時) (レス) id: e422bd51e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Zoo | 作成日時：2020年8月11日 19時
