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「そーいや、あんたァ……武州出身なんだってなァ?」

『えっ?あ……そうみたいです。』

「なんでィ…随分他人事だな……まーだ思い出せねェんですかィ?」

『だって私は武州で育った記憶がないんですよ?!……絶対東京で産まれたし育った。それなのに戸籍は武州……もう何がなんだか。。』

「こいつァそーとー重症だ……あんたを知ってる村人もいる、それが何よりの証拠じゃねぇかァ……しかもその村人は土方さんの……!!!」


「真選組!一番隊隊長!沖田総悟だな!?!」


沖田さんとパトカーに向かって歩いてると、刀を持ったお侍さん10人ほどが道をふさぐ

「ァんだよてめェーらァ?邪魔だ。退きやがれ!」

「通すわけにはいかない!沖田総悟ォオ覚悟ォオ!!!」

『キャッ……』

ドンッ

私は沖田さんに押されて壁を背に縮こまっているしかなかった……

沖田さんは私の前に立つと敵に向かって抜刀した…


カキンカキン……キンッ

刀と刀が重なる……これは作り物なんかじゃない真剣……
ひとり、ふたり、さんにん……沖田さんの刀使いに敵は次々倒れていく……その動きがすごく速くてでも美しくて瞬きさえ忘れてしまう。

ピチャッ……

血しぶきがはねて私の顔についた。いや、よく見たら着ている服にも血がたくさんはねている……

『血……血がァッッ!!』

「クッ……後ろでメス豚が見てるかと思うと殺りづれェったらねーや。……AA!10秒だ。」

『えっ……10秒……?』

「目瞑って数えてろィ…その間に終わらせてやりやすから」


あと5人も敵がいるのに10秒?!!
そんな絶対無理でしょ!!?

「早く目瞑って数えなせェ!!」

『は…はい……いち、に、さん……』


もう何が何だか分からないから、言われた通りに目をギュッと瞑り数えた


『きゅーう、じゅう!』


シャッッ……ビチャ

カチン!

「……ほれ見なせェ?終わっただろ?」


ゆっくり目を開けると……

さっきまで動いてた大の男たちがピクリともしない。


『す…すごい…!!すごいです!!沖田さんすごい!!!すごい沖田さん!』


「なんでィ……壊れちまったんですかィ?さっきからすごいしか言わなくなっちまって……」

「隊長ぉぉ!!」
「大丈夫ですか?!?」

「おめーらァ……遅いぞ。」

曲がり角から真選組の皆さんが走ってきて
床で延びてる敵を次々逮捕していく。

「立ってくだせェ。屯所行きやすよ」

沖田さんに手を引かれて立ち上がった…

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設定タグ:坂田銀時 , 真選組 , 銀魂   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:Zoo | 作成日時:2020年5月14日 22時

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