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「いやー無事で良かったよAちゃん!」
屯所の局長室で迎えてくれた大きな人。
「近藤さん。他にも謝ることがあんだろ?」
「あっ!…………この前は台所で驚かせちゃったみたいで……申し訳なかった!この通り!すまなかった!」
『台所……?…………あっ!!!こんにゃく!』
「ちょっAちゃん?!声でかいから!やめてー!やめてー!勲恥ずかしいからァ!!」
『えっ、なんで恥ずかしいんですか??というより、どうして全裸でこんにゃく料理してたんですか?』
「えっ……えっとトシィ……?」
「教えなくていいぞ近藤さん。」
「じゃあ俺が教えてあげまさァ」
「だまれ総悟!」
『えっと……なんだかすみません。』
「いや、お前はなにも悪くないから謝るんじゃねーよ。あぁ、そう言えば自己紹介が遅れたな……俺は真選組の副長、土方十四郎だ。」
『土方さんよろしくお願いします!』
「俺の紹介は?!?」
「あぁ。そうだったな!A、こちらが真選組の局長!近藤こんにゃく勲さんだ。」
「ちょっ?!!トシィ?!?ちがうよAちゃん!近藤勲だから!こんにゃく入ってない近藤勲だからね?ねっ?ねっ?」
「それを言ったら土方さんなんて土方クソマヨラーヤニ中毒十四郎になりやすねィ。」
「っるせェーぞ総悟!!じゃあお前は沖田クソドエスクソドエスバカイザー総悟じゃねーか。」
「ちょっと!ちょっとちょっと!!!あんたたちいい加減やめてくださいよ!?Aさんが引いてますから!!?!?はやく本題いってください!!」
山崎さんはいつから居たのか気づかなかったけど、いつの間にか私の隣の壁にいて上司であろう3人を律している。
「おっ、悪いな。本題にはいるか。」
『本題……?』
「AA。お前はこの真選組が保護することになった。」
『保護ですか……保護……フォゴッ?!!!』
「良い鳴き声が出やしたねィ…ヒヒヒ」
「何いってんですか隊長…」
『そうですよ!保護ってどういうことです?!!何いって……』
「AA。」
『はい!』
「お前は武州イチの地主とつながっている天人に狙われている。」
『あま……んと?』
カチッ
副長さんはタバコを取り出してマヨネーズ型ライターに火をつけた……そのライター気になる……どこで売ってるんだろ?
「フゥ……その天人が少し厄介なもんでな。だからそのためにお前を保護する必要がある。」
タバコの煙を吐く副長さんの顔は険しかった……
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作者名:Zoo | 作成日時:2020年5月14日 22時