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『よろずや……さん?』
「そっ!まぁ分かりやすく言うとなんでも屋って所だな!」
「Aも何か依頼あったらいつでも頼っていいアルよ」
さっき教えたばかりの私の名前をすぐ呼んでくれる神楽ちゃんはなんて人懐こいんだろう。すごく可愛いくて癒される……
銀色の髪の毛をした坂田銀時さんは死んだ魚の目をしてるけど、赤い瞳がめちゃめちゃ綺麗。死んだ魚の目をしてるけど。
メガネの男の子は志村新八くん。
優しくてツッコミ上手なメガネだ。
「不倫調査に子犬子猫探しなんでもやるネ!ホストのヘルプもうちがナンバーワンね!Aは何か困ってることないアルか?」
『すごいね万事屋さんって!!困ってることは……はい。あります……。』
「なにアルか?ダイエットの悩みアルか?良い道場があるって新八のねーちゃんが言ってたけど一緒にそこ行くネ?」
「ちょっと神楽ちゃん!デリカシーなさすぎだよさっきから!!」
「で、困ってることってなんなんだ?」
『実は……』
「なーにやってるんでィメス豚ァ……」
「「「『!!!!』」」」
病室のドアにもたれて立っているのは……
「なんでクソサドがいるアルか?Aこいつと知り合いアルか?」
『知り合い……というかお世話になってるというか??』
「お世話になってる?!?ってことは……ん?どういうことだ?総一郎くん?」
「旦那ァ……総悟でさァ。
おいAA!早く支度しやがれィ!屯所に戻ることになった。」
『えっ!ど、どうして……』
「詳しくは帰ってから話すそーだ。……っことでまたな万事屋の旦那ァ。クソチャイナはそのまま医療事故で死ね。」
「なっ!!?怒
おい待てクソサドがァアァア!!!「神楽ちゃん落ち着いて……」
『皆さん、いきなりお邪魔してすみませんでした……すごく気分転換になりました!またどこかで会えたら…』
「ほら。これやるから。いつでも遊びにこいよ?」
そういうと万事屋の旦那こと銀時さんが名刺を私に差し出してくれた。
「いつでも頼ってくださいねAさん!」
「今度は万事屋に来るといいヨ!定春にも会わせてあげるアル!」
『ありがとうございます!!絶対連絡します!』
「おう!」
そういうと銀時さんは私の頭をワシャワシャしてニコッとした。死んだ魚の目がすこしだけ柔らかい気がして一瞬目が離せなかった……
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作者名:Zoo | 作成日時:2020年5月14日 22時