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「Aの手料理が食べたい」
学校の廊下で、友達のまふと話していると、ふと、そう言葉に出た。
「なんですかいきなり。手料理?」
「お前の大好きなAの手料理だよ」
「おー、Aたんの手料理!食べたことないんですかぁ?」
出た、まふの煽り。
こいつムダに煽り方上手いからムカつくんだよなぁ。
「そういうお前は食べたこと──」
「ありますよ」
俺が言い終わる前に、そう言った。
──は?
「ごめん。最近耳詰まっててさ、なんか空耳が聞こえたみたい。もう1回言ってくれるか?」
「僕、Aたんの手料理食べたことあります」
「殴られてぇみてぇだな」
「なんでですか!?」
彼氏が彼女の手料理を食べるのではなく、彼氏の友達が彼女の手料理を食べるってどういうことだよ。
「どうやってAの手料理食べたんだよ。あいつが簡単に承知するわけ──あ」
分かっちまった。前もあいつこんなことが──
「まず、Aたんに迫って壁ドンをします。その後、僕が脱ぎます」
「分かってたけども!お前本当に気持ち悪いな!?」
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作者名:あああああ | 作成日時:2018年12月25日 13時