SPACT50.参加〜寺川夢香〜 ページ15
夢香「姉貴を返せやゴラァァ！！。」
夢香の声が辺りに響き渡る。
白竜「・・・アイツ、咲凛にそっくりだな。」
咲凛を抱えながら走る白竜は夢香を一瞥して言う。
すると夢香の行く手を阻むかのように何人ものエージェント達が現れる。
夢香「コイツら、あたしの邪魔をする気か・・・！！。」
そうはさせるかと夢香はエージェント達をすり抜けるかのように走り時にはジャンプしながら避ける。
しかしエージェント達が何度も邪魔をする。
夢香「めんどくせぇな！！、こうなりゃ・・・ウォリアー！！。」
夢香は化身を発動しウォリアーの巨大な翼を羽ばたかせるとエージェント達を風圧で吹っ飛ばした。
しかしそのときには白竜の姿が見えなかった。
夢香「クソッ・・・！！、逃げられたか！！。」
夢香は近くにあった木を拳で殴った、その場で倒れるエージェント達には目もくれずキャンプ地へと急いで戻った。
洞窟の前には天馬達が既に起きており二人がいないことに気付く。
夢香が戻って来たことで全員は伝えれたことに驚く。
天馬「咲凛が捕まった！？。」
夢香「あぁ、白竜に連れ去られたんだよ。」
忌々しげに言う夢香に剣城はクッと歯噛みをする。
信助「でも目的は何？。」
狩屋「もしかして、咲凛ちゃんがこの島での記憶がないことに気づいたとか？。」
夢香「可能性としては否定できねぇな。」
神童「いずれにしろ、咲凛が拐われたことには変わらない。フィフスセクターが咲凛に何か悪用しようとしているのは確かだ。」
神童の言葉に全員は頷く。
夢香は円堂の前に行くとお願いがありますと言う。
夢香「明日の試合、あたしを出してください！！。」
全員は目を見開き驚きの声あげた。
夢香「悔しいんです、姉貴を助けることができなかったこと・・・！！。自分の姉を助けない妹なんて、どこの世界にも存在しません。お願いします、あたしを試合に出してください！！。」
円堂はニッと笑うともちろんだと言った。
円堂「夢香、絶対に咲凛を助けるぞ！！。」
夢香「はい！！。」
円堂「みんなも、絶対に咲凛を助けるぞ！！。そのためにも特訓だ！！。」
全員はおぉ！！と気合いの声を入れた。
剣城「(待ってろ咲凛、必ず助けてみせるからな・・・！！。)」
夢香「(姉貴がこの島での記憶が戻る前に、助けねぇと・・・！！。)」
二人はそれぞれそう思いながら最後の特訓に励む。
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←SPACT49.誘拐〜寺川咲凜〜
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 19人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アサリ - 私はいつでも応援していますので頑張ってください。 (2022年12月23日 5時) (
レス) id: af09d471c0 (このIDを非表示/違反報告)
アサリ - 続きを楽しみにしています。 (2022年10月21日 6時) (レス) id: af09d471c0 (このIDを非表示/違反報告)
アサリ - この小説が一番好きです。頑張ってください。 (2022年9月1日 2時) (レス) id: af09d471c0 (このIDを非表示/違反報告)
春空(プロフ) - アサリさん» ありがとうございます！！。 (2022年7月31日 2時) (レス) id: b7944ac591 (このIDを非表示/違反報告)
アサリ - 新しく出たものも最高です！頑張ってください。 (2022年7月31日 1時) (レス) id: af09d471c0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
