ACT169.満月〜FullMoon〜 ページ25
ヒナミの家へと帰って来た二人、食堂へ行くとヒナミと剣城が夕飯を並べていた。
ヒナミ「お帰りなさい。」
吹雪「ただいま・・・。」
咲凛はお辞儀をして返した。
ヒナミ「何か、あったのですか？。」
二人の様子がおかしいことに気づいたヒナミが言う。
吹雪「あとで話すよ、今はお腹空いちゃって・・・。」
剣城「もうできてますよ。」
四人は席に座りいただきますと言う。
吹雪「わぁー、ビーフシューかぁ。」
咲凛は一口食べると美味しいと小声で言った。
剣城「(・・・一体何があったんだ。)」
咲凛の様子が酷くおかしいことに剣城も気付いていた。
夕飯を終え風呂に入る、入り終わりそのまま部屋へと戻った咲凛は外を見た。
満月が淡く輝き綺麗に見えた。
咲凛「・・・豹牙君。」
そのとき扉をノックする音がした、どうぞと言うと剣城が入って来た。
咲凛「京介・・・。」
剣城「何があったんだ、帰って来る前に。」
咲凛は口をつぐむ。
剣城「流石に溜め込み過ぎじゃねぇか？、これ以上は体に悪いぞ。」
咲凛は何も言わない、しかし耐えに耐えかねたのか剣城の胸に抱きつく。
剣城「お、おい！？。」
そこで剣城は気付いた、咲凛が震えてることに。
剣城は咲凛を横に寝かせ自身も横になる。
剣城「どうした？、何か嫌なことがあったのか？。」
咲凛「・・・白恋にもシードがいた。」
剣城は何！？と驚く。
咲凛「吹雪さんと話してた時に来て、そこには豹牙君もいて、豹牙君もフィフスセクターに取り込まれてて・・・！！。」
剣城「その豹牙君って誰なんだよ？。」
咲凛「１年前、北海道にいたときにできた友達よ。」
剣城「・・・そうか。」
剣城は余程仲が良かったんだなと思った。
咲凛「もう私分からない・・・！！、豹牙君と約束したのに、フィフスセクターに従わず本当のサッカーをしようって、あの日豹牙君は言ってたのに・・・！！。」
剣城の胸に顔を埋めて泣く咲凛に剣城は優しく背中を撫でた。
剣城「咲凛、お前のサッカーでソイツの目を覚ましてやるしかねぇ。お前の、寺川咲凛としてのサッカーを見せれば。」
咲凛「そんなのできない、私にそんな力ない・・・！！。」
剣城「咲凛・・・。」
剣城は咲凛を見る、少しすると咲凛は眠っていた。
剣城は咲凛の額にキスするとおやすみと言った。
満月が二人を優しく見守っているように見えた。
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春空 - あおいさん» ありがとうございます！！。そう言っていただいて嬉しいです！！。 (2021年11月14日 13時) (
レス) id: b7944ac591 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 最初から最新話まで読ませていただきました！とても面白くてこの先どういうお話になっていくのかとても気になります！これからも更新頑張ってください！ (2021年11月13日 22時) (レス) @page40 id: fde09eb5f8 (このIDを非表示/違反報告)
アサリ - すみません (2021年11月6日 8時) (レス) id: af09d471c0 (このIDを非表示/違反報告)
春空 - アサリさん» 更新停止をするなんて一言も言ってませんが；；。 (2021年11月6日 8時) (レス) id: b7944ac591 (このIDを非表示/違反報告)
アサリ - 無理はしなくていいですけど更新停止はしないでください (2021年11月5日 19時) (レス) id: af09d471c0 (このIDを非表示/違反報告)
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