ACT158.公園〜会話〜 ページ14
稲妻町にある西公園に二人はいた、ベンチに座ると剣城は大丈夫か？と言う。
咲凛「・・・えぇ、何とかね。」
剣城「まぁ、あんまり気にするな。そりゃあ母親から言われると色々ショックなのは分かる。だけど、お前の意思はお前が決めることだ。」
咲凛「京介・・・。」
咲凛は困惑した表情で見る、しかしショックを受け過ぎたのか瞳がさらに暗くなっている。
剣城「・・・今日の試合、お前はどう思った？。」
剣城は話を変えた、咲凛はしばらく沈黙するもすごいなと思ったと言う。
咲凛「フィールドの仕掛けの攻略もすごいとは思った・・・だけど一番すごいと思ったのは。」
狩屋さんと霧野先輩だったと言う。
咲凛「あんな短時間で狩屋さんは霧野先輩の指示を聞いた。絶対に無理なんじゃないかと思ったのに・・・。」
剣城「あのタクティクスの攻略か？、それならお前だってすげぇじゃねぇか。フィールド仕掛けの攻略、タクティクスの攻略は霧野先輩と同じ考え。それがお前の、咲凛としてのサッカーがまだ残ってるんだなと俺は思った。」
咲凛「・・・私、自分のサッカーをしたいって思ってしまった。みんなと一緒に交じってサッカーしたい、フィフスセクターを倒したい。でも私にはそんな強い力なんてない。自分のサッカーをすれば夢香は消えてしまう、そんなこと私にはできない・・・！！。」
咲凛は拳を強く握りしめる。
剣城「消えたりしねぇよ、姿は見えなくても、傍にいなくても、心はずっと繋がってる。俺達が忘れない限り、アイツは生き続けてる。俺達の心の中にな。」
咲凛「私達の・・・心の中に？。」
咲凛は剣城を見る。剣城は微笑んであぁと頷く。
咲凛「・・・京介。」
咲凛は剣城に縋りつくように抱きついた、体は震えいつもよりさらに弱っている。
剣城「とりあえず、今日おばさんに会って言われたことは忘れろ。落ち着くまでこうしてやるから。」
剣城は壊れ物を扱うかのように抱き返す。
咲凛「ありがとう・・・京介・・・。」
咲凛は剣城の胸に顔を埋めながら礼を言う。
剣城「(これ以上コイツが追い詰めることがないようにしてぇ・・・。コイツが、咲凛がまた笑えるように・・・。)」
しかし二人はまだ知らなかった。
次の試合相手に、咲凛がさらに追い詰められることに。
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春空 - あおいさん» ありがとうございます！！。そう言っていただいて嬉しいです！！。 (2021年11月14日 13時) (
レス) id: b7944ac591 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 最初から最新話まで読ませていただきました！とても面白くてこの先どういうお話になっていくのかとても気になります！これからも更新頑張ってください！ (2021年11月13日 22時) (レス) @page40 id: fde09eb5f8 (このIDを非表示/違反報告)
アサリ - すみません (2021年11月6日 8時) (レス) id: af09d471c0 (このIDを非表示/違反報告)
春空 - アサリさん» 更新停止をするなんて一言も言ってませんが；；。 (2021年11月6日 8時) (レス) id: b7944ac591 (このIDを非表示/違反報告)
アサリ - 無理はしなくていいですけど更新停止はしないでください (2021年11月5日 19時) (レス) id: af09d471c0 (このIDを非表示/違反報告)
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