あの双黒がオタクだった件について。【文豪ストレイドッグス】

3，推しの死は言葉で言い表せないほど辛い。その1 ページ5

突然だが私達3人は一括りにオタクといっても好きなもののジャンルは全くちがう。





例えば中也さんはアクション系のアニメが好き。多少エグくても耐えられるタイプの人だ。



これを聞いた時「やっぱりオタクでも中也さんは中也さんだな」とちょっとホッとした。





そして太宰さん。



この人は本当に怖い。





基本魔法少女系とかもう女の子が出まくってるやつが好き。







この前なんて魔法少女アニメで推しの魔法少女が必殺技名叫ぶ時一緒に叫んでた太宰さんを偶然見てしまった。




この時「これが幹部かよ･･･。」と世の中の理不尽さに泣きそうになったのを覚えている。







ちなみに私はオールOKなオタクに優しいオタクだ。






さて、こんな風に全く違う私たちだが同じアニメを好きになり同じキャラを好きになるという奇跡が起きた。




そのキャラは男だったが男も惚れる男キャラでネットで話題になっててすぐに沼にハマった。






それから私達はまるで我が子の成長を見守るかのようにそのキャラの行く末を見守ってきた。




だが、しかし





「はは･･･ははは･･･」

「なんだよこれ･･･」

「こんなことって･･･ふざけてるっ･･･」



そのキャラは無残な姿で生涯に幕を閉じた。




ただ普通に死んでしまうなら長年の経験で鍛えられてきたオタクメンタルで耐えられただろう。






だが推しキャラくんの死の裏にはとてつもない真実があった。




簡潔に話そう。






推しキャラくんには彼女がいたが、彼女は推しキャラくんを刺し殺した。





しかしその彼女のお腹には推しキャラくんとの子供がいた。




だが膨大な借金を彼女は抱えていた。




借金とりは彼女ちゃんに「推しキャラくんを殺せば借金をチャラにする｣と言い、お腹の我が子のために彼女ちゃんは殺すしかなかった。





そして推しキャラくんはとある経由で事情をしり、殺される運命を受け入れ殺されたのだ。





だが借金とりはその口約束をすっとぼけ彼女ちゃんをお腹の子供と共に殺した。




なんたる胸糞展開。




これのどこが恋愛アニメだ。





流石の展開に私達は耐えられず、冒頭にいたる。




「ふざけんなよっ！！こんなことって･･･アイツが何したっていうんだよ！」



そう言って壁を殴る中也さん。




「物にあたるのはやめたまえ中也。」



そんな中也さんを冷静に止める太宰さん。





涙と鼻水で顔がぐっちゃぐちゃになっているが。

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