2,オタクは無敵。 ページ3
あの双黒さんがオタクだという衝撃的事実がわかってから時間の流れとは早いもので数日経った。
あれから私は双黒さんの仕事部屋に通うようになっていた。
なんでもお二人共いつも仕事部屋でオタク活動をしてるらしい。
正直それを本人達から聞いて
「いや仕事部屋なんだから仕事しろ」という気持ちを抑えた私は偉いと思う。
しかし偶然とはいえこんな形で双黒さんにお近づきになれる日が来るとは思ってもいなかった。
私達ただの構成員にとってポートマフィアの支柱ともなりうる双黒さんは憧れの的なのだ。
まぁオタクだったのは流石に想定外だったが
それでも好きなことを憧れの人達と語れるのは嬉しいことで
私はこれからの毎日を少し楽しみに思っていた。
そして今日も私はお二人の仕事部屋に向かっていた。
仕事部屋の前に着き重たい扉を力いっぱい開ける。
「マジカル☆ミラクル♪あなたの夢を叶える魔法の合言葉♪」
開けた瞬間ハートのステッキを振りまわし踊っている太宰さんが目に入る。
重さなど忘れ光の速さで扉を閉めた。
「なんかいた。」
なんかいたよね!?いたよね!?
見間違えでなければ太宰さんでOK?
え?幻覚?なにこれ衝撃強い。鉄バットで殴られたレベルの衝撃。
とりあえず落ち着こう。きっと見間違いの方が可能性高いだろうし。
確認のため再び扉を開けた。
「マジカル☆私はみんなを救う光の魔法少女♪」
はい。見間違いじゃありませんでした!
お疲れ!私の眼球!
「なんだこれ」
衝撃のあまり突っ立ってると
「あれには慣れとかねぇとこの先心がもたねぇぞ。」
隣から中也さんの声が聞こえてきた。
見るとソファに寝っ転がりジャンプを読んでいた。
「そのジャンプ次貸してください。」
「おう。」
「ところで慣れとかないと心がもたないってどういうことですか。」
「アイツはあれを毎日3時間やる。
そして邪魔するやつは徹底的に潰す。」
「軽くテロ。」
オタクとは恐ろしいものだ。
推しのためなら課金できるように好きなことのためなら自分の限界さえも越え、テロリストになってしまうのか。
あれ?・・・ってことはさ・・・
「オタクって無敵?」
「何言ってんだお前」
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チョッコレート - 一話目でさっそく吹きました (2021年3月25日 2時) (レス) id: 38d2d1d0df (このIDを非表示/違反報告)
みるくれーぷ。 - かきのすけさん» 流石!ブレない夢主ちゃん!wwお母さん好きですwwwww (2018年12月10日 7時) (レス) id: 830fe45671 (このIDを非表示/違反報告)
かきのすけ(プロフ) - みるくれーぷ。さん» 「お母さーん私バイトしたい。」「なんで?お小遣い毎月あげてるじゃない。」「親のスネかじって生きていくのはもうやめたいの!」「本音は?」「かりんとう饅頭大人買いするためです。」「勉強しなさいバカ娘。」これが高校生の頃の夢主ちゃんです。 (2018年11月17日 22時) (レス) id: b76b5fd908 (このIDを非表示/違反報告)
みるくれーぷ。 - かきのすけさん» かりんとう饅頭+歯医者=夢主ちゃんですね!?(違う)了解しましたァ!私の辞書に追加して可愛がり(?)ます! (2018年11月17日 21時) (レス) id: 830fe45671 (このIDを非表示/違反報告)
かきのすけ(プロフ) - 津島霧香さん» コメントありがとうございます!更新遅くなってしまってすみませんでした!楽しんでいただけてとても嬉しいです!更新全力で頑張ります! (2018年11月5日 16時) (レス) id: b76b5fd908 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かきのすけ | 作成日時:2018年4月14日 1時