【解説】 ページ10
うーん、言葉でうまく表せないんですけど、
何というか、日本人特有の「行間」ってあるじゃないですか
「太った?」って聞かれて「うん、太ったね」って返したら当然キレられるじゃないですか
ここでいう明香里さんの「前を向いて」は「私のことを忘れないで」っていう意味だった
(ここでややこしいのが明香里さん本人がその感情を理解してないところですね)
例えば、あなたの友人があなたの大切なものを壊したとします。
悪気はありません。
あなたは何て言うでしょう?
「大丈夫だよ」「気にしないで」
こんな言葉をかける人がほとんどだと思います(これには周りの目とかもあると思うし)
だけど本音を言わせてもらうと
「ちゃんと謝って」だとか「いや新しいの買ってよ(この場合新品を手に入れても何の解決にもなりませんが)」
みたいな感情があると思うんです。
勿論「大丈夫」という言葉も嘘ではない。
ただ、そこで、相手が「そっか、よかった!じゃあまたね」何て言って走り去っていったら、怒りは沸々と沸き立ってきませんか?
「いや、お前壊したんだからちゃんと償えよ」なんて思いませんか?
たとえ相手がどれだけその行為を反省したとしていても。
「もっと…」ってなりませんか?
ちゃんと伝わってるか心配ですが…つまり、
「許すと言ったのは自分だけど、いざ相手が、許された!なんて感じで立ち直られるとイラッとするよね」
ってことです!(これでも伝わってる気がしない)
この場合、明香里さんは「イラッと」では済みませんでしたが(そりゃそうでしょうけどね)
その「矛盾」に明香里さんは藍くんが前向いた瞬間に気づいたんです
それに対しての「あの表情」だったわけです(ということは「恨み」が一番しっくり来ます、個人的に)
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次でラストです!!!!!毎回バカみてぇに長くてすみません!!!!!!
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作者名:りーる | 作成日時:2020年1月2日 12時