#31 ページ33
廊下へ出るとちょうど楓もいた。
A「っあ！かえで！」
慣れない名前呼びで呼ぶ
「名前呼び..」とニヤけてる茜を無視し
流川「おー」
A「もしかして..これから体育館？」
流川「...サクラギはインネンの相手。」
行くつもりだったのだろう
A「あっはは！気になったんだね！！」
さっきの無視された事により肩を落としながら
茜「もう、素直になりなさいよね....」
と呆れる茜
A「...楓がよかったら、いっしょにいかない？」
茜が隣で っえっ、と声をあげる
それを無視するように
流川「まあ、Aがいーなら」
A「私は全然大丈夫」
流川「じゃあ行く。」
茜「...ねえ。2人とも私には聞かないわけ、？」
流川「おめーに拒否権なんてねー」
A「いや。茜ならいいかなって思って、、」
茜「...はぁ。まあいいけどさ。」
A「あはは。ごめんごめん。」
茜「...まあ、ここは...。Aに免じて許します。....ほら、いこっか。」
急にどんよりとする茜が面白くて思わず笑いを零しながら歩き出した。
体育館
どっと湧き上がる歓声
A「..わあ、すんごい盛り上がりよう」
茜「ほんとね〜」
流川「...どあほうがタクサン」
A「あはは、じゃあ私達もどあほうだね」
流川「..イヤ、Aはチガウ。..茜はそうだけど。」
茜「..えっ、まーたAだけ特別扱いして...まあそりゃー気持ちはわかるけども。」
A「え！？いやいや！楓も照れ隠しだよね〜」
というと睨み合う2人。
それを見るのがすき。
仲良いんだなあ。
茜「確か...赤木さん..だっけ。湘北のキャプテン。」
A「うん。その辺はバッチシ調べた。正解。」
元バスケ部なので茜の耳には嫌でも届いていた。
茜がなぜか私に情報を伝達するので記憶している。一応湘北のバスケについては私も調べていた。なのでそれくらいはわかっている。
例外が1人
流川「ん。そーだっけ。」
茜「え、あんた勿論バスケ部入るんでしょ？」
流川「あたりめーてかきょうみねー」
それを聞いた茜は驚いた顔をし、
茜「...キャプテンくらい覚えておきなさいよ..。先輩たちもこの先思いやられるわね、、。」
とこの呆れよう。
対象に楓がバスケ部入るのは確定。
もしこのままバスケの魅力に桜木くんが気づいてくれて、桜木くんもバスケ部に入ったら面白そうだな。
と興味を唆っていた。
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作者名：ももちゃ | 作成日時：2022年12月20日 21時
