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11月。

秋と冬の境目である最近は、おしゃれよりも気候の状態を優先してしまう。



「お待たせ」

「ちょ!Aくるの遅!3分遅刻!」

「3分じゃん〜。でも、遅れたには違いないね、ごめんね?」



今日は友達とショッピングに行く約束をした。

小走りで待ち合わせ場所に向かうと、
私がとろすぎたせいでプンプンとお怒りな友達。
名前は香乃という。

冗談のつもりで舌を出して謝れば、
「可愛いから許す!」と甘いお言葉をもらった。



「あはは、ありがと…あ、香乃、電車きたよ」

「そうだね、行こ!」



ガタンガタン、と揺られながら
こちらへ向かってくる目的地行きの電車。

私たちは急いでホームへと走った。



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作者名:志季 | 作成日時:2018年12月2日 0時

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