【あんスタ】私のプロデューサー日記。 (ページ44)

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番外編<卒業した隊員、残された隊員>　"流星隊" ページ44

この流星隊を作り上げた先輩達が卒業した後、

　進級した残る2年生達は3年生の卒業式に来ると言う守沢先輩、深海先輩宛てに手紙を書いていた。

　「何がいいッスかね」

　「あの人達の事だから中身を見ない内に渡されただけで泣きそうだけど···」

　「それは否定出来ないでござるが、ちゃんと書いた方がもっと喜ばれるでござる！」

　悩んでいたら、自分達のプロデューサー、Aが来た。

　「鉄虎くん、翠くん、忍くん、三人揃って何考えてるの？」

　「リーダー達への手紙ッスよ」

　「もう卒業したけど」

　「どこかで会うの？」

　「そうでござる」

　「姉御！手紙の内容どうしたらいいんスか!?」

　「わ、私に聞く？そうだな··今までの思い出を書いて、その時に自分が思った事を書いたら？」

　「思い出でござるか？」

　「うん。流星隊って思い出多いと思うんだけど」

　「確かに多いですね」

　「あっと、授業が始まるからもう行くね」

　「ありがとうッス！姉御！」

　「どういたしまして」

　「思い出って多くて書ききれるでござるか？」

　「何個かに絞れば良いんじゃない···?」

　「そうッスね！」

　こうして、手紙を書き終えた三人は3年生の卒業式が始まる前、

　つまり、守沢先輩達がAへのサプライズが始まる前に渡した。

　「これを俺達に···?」

　「一生懸命に書いたッスからね!!」

　「『うれしい』です···♪」

　「喜んでもらえて良かったでござる」

　「高峯もありがとう！」

　「一応、世話になった人達ですから··」

　その場で手紙を読み終えた流星隊を卒業した隊員二人は、

　レッドは泣きながらも必死にお礼を言って、ブルーも珍しく涙を流していた。

　ブラック、イエロー、グリーンはそんな光景を見て二人に抱きついた。

　