35ページ(晃牙くんしか出ません) ページ35
なんで、バットタイミングで通っちゃうんだッ!!
「おい···って、は?なんで泣いてんだよ」
「な、泣いてないよ··?」
そう。空を見上げていたら、なんとなく、自分の悪い所のせいで
みんなに突き放されると思うと泣けてきただけなのに、
たまたま通りかかった晃牙くんに見られてしまった。
「ウソつくんじゃねーよ」
「ちが、う」
「···」
「ただ、自分の短所のせいでみんなに突き放されると思って泣いただけだから」
「お前でも、そんな事思ったりすんだな」
「いつもは思わないんだけどね」
晃牙くんには何でも話せて、少しだけ気が楽になった。
「それじゃあ、約束してやんよ」
「約束？」
「たとえ、お前の悪い所のせいで俺様が傷つくだろうが、キライにならないってな」
「!!··晃牙くんといると、暗い気持ちがなくなる」
「そーかよ」
この言葉は本当に思っている事で晃牙くんは変な時に約束を取り付ける。
それがとても嬉しいんだけどね。
「晃牙くんを私の親友にしてやろう」
「何で上から目線なんだよッ!!」
「でもさ、多分だけど学院の中でこんなに自分の悩みを相談したの、晃牙くんだけだと思うよ?」
「だから親友ってか？」
「うん。あっ、でも晃牙くんはアドニスくんがいるか···」
「···チッ、んな、うざってぇ顔すんじゃねぇよ！なってやるから今すぐ顔をどうにかしろッ!!」
「!!晃牙くんは本当に優しいよね!!」
「黙りやがれ!!」
こうして、大切な親友が一人できた。 もう、嬉しくて弟に言ったら、
「あの一番顔が怖かった人!?」
「どんな覚え方してるの」
_ _ _ _ _ _ _ _ _ _
明星「とうとう、ガミさんが親友入りか〜」
遊木「逆にスゴいね」
氷鷹「親友が出来たってプロデュース中に騒いでたし、それほど嬉しかったんだろう」
衣更「コミュニケーション力スゴいな」
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しずく - 卒業のとこで泣きそうになった(笑) (2018年11月7日 14時) (
レス) id: a4e426e33d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜狐灯 | 作成日時：2018年3月28日 16時
