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「知らねえんだよ・・・・
 む・無理だって・・」

「魔風壁の解除なんて
 オレたちが出来るわけねぇだろ・・・」

「リンー
 エルザー」

「グレイ?」

「ナツは一緒じゃないのか?」

「きっとケンカでもしたんでしょう」

「うっ
 つーか それどころじゃねえ」

「ええ
 だいたいの話は彼らから聞きました」

「しかし今この駅には・・・」

「ああ!!
 無理やり出ようとすればミンチになるぜ ありゃ!!」

「実証済みです」

「その傷・・・」

「グレイのほうがひどいですよ」

「たいしたことはねえ」

「頭」

リンはグレイの頭に触れ、回復魔法をかけた。

「血は止まりましたね」

「あ ありがと/////」

「!!」

「どうしました?エルザ」

「そういえば鉄の森の中に
 カゲと呼ばれてた奴がいたはずだ!!」

「彼は確か
 たった一人でララバイの封印を解除した・・・」

「解除魔導士か!!?
 それなら魔風壁も!!!」

「急ぎましょう」

「ああ
 カゲを捕らえるぞ」

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作者名:千桜 | 作成日時:2016年5月29日 0時

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