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「エルザ列車が見えてきました」

「え?目良いわねリン」

「よしっ」

「ちょっ上る必要ある?」

「私も行って来ます」

「リンまで!
 落ちないようにね」

「はい」

「ん?上がるか?」

「はい」

「ほら」

そう言ってグレイはリンに手を差し伸べた。

「ありがとうございます」

スッポリ

魔動四輪車の上は狭いのでグレイはリンを腕の中で優しく包み込んだ。

「あの窮屈ですみません」

「いや大丈夫だ////」

「あのガラスが割れる音が聞こえましたよ」

「おわああああ」

「ナツ!!?」

「何で列車から飛んで来るんだよォ!!!」

「どーなってんのよ!!!!」

「うぉあっ」

「こっちに来ます」

「危ねぇ」

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作者名:千桜 | 作成日時:2016年5月29日 0時

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