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緑side
あの日のことが脳裏に焼き付いて、
荷物を片付けても、
ストレッチしてても、ぼーっと考えてまう。
桃｢神ちゃん、大丈夫？｣
緑｢のんちゃん・・・｣
青｢どうしたん？｣
桃｢いや、神ちゃんが｣
レッスン場には1番についた。
いつの間にか、レッスン場には、
のんちゃんと流星が来てた。
2人とも制服姿で、
俺らってまだ中学生、高校生なんやって。
高校生って、もっと、キラキラしてるって思ってた。
小学生でこの事務所の門を叩いた時は、
もう少し大人な気がした高校生。
自分がそれになった途端、
別にそんなに大人じゃないことに気付き始めて。
さらにアイドルをまっとうするには、
ご法度が多くて。
興味がなかったわけやないけど、
考えないようにしてたことやから。
目の当たりにして、
ちょっとビビってるだけ・・・
振付師さんが来て、
レッスンが始まった。
よりにもよって、今日は大人な曲の振り付け。
腰を振ったり、
手や指を艶めかして動かしたり。
のんちゃんなんて中学生やのに、
2人は、自然体でもすごく大人びてて、
俺は、努力して出すしかない。
｢神山さ、経験、ある？｣
友達みたいな振付師さん。
普通にこんな会話する。
緑｢えー、俺、物心ついた時からこの世界やし？｣
青｢神ちゃんある意味大人よな｣
桃｢昔から大人の世界に入ってる｣
緑｢仕事してる、の意味な｣
青｢分かってるって｣
｢だからかなあ。
もうちょい、こうねえ、色気が出たらいいんだけどお｣
緑｢すいません｣
｢あ、いや、責めてはないんだけどね｣
昔からこの世界に入って、
ダンスも歌も頑張ってきた。
それでも出せないものって、あるんよな。
他の研究生と合同になって、
関西らしいお祭り曲が流れていく。
後輩に振りを教えて、
みんなの立ち位置考えて。
俺がやらなあかんことは色々あるねん。
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ななはち(プロフ) - おむらいすさん» おむらいすさんコメありがとうございます🤍何度も見返してくださってるなんて…これからも更新していくのでよろしくお願いします！！ (2023年2月6日 23時) (
レス) @page2 id: ef79629cea (このIDを非表示/違反報告)
おむらいす(プロフ) - コメント失礼しますm(_ _)m作成された当初から読ませていただいております。凄く好きな作品で、毎日何度も見返しています！これからも頑張ってください！ (2023年2月6日 22時) (レス) @page32 id: 51ec81c536 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななはち
| 作成日時：2023年1月8日 11時
