5 ページ5
英語科準備室はトラウマでしかない。
のに、今日もまた放課後に行かなあかん。
なんでや。
昼休みにしようかな。
放課後よりも時間が限られてるし、
なにも、ないはず。
コンコン
緑｢失礼します｣
黄｢はい｣
メガネかけた、唇。
黄｢教師の悪口言いに来たんか？｣
緑｢違います。
この前の小テストの、｣
黄｢あーそこのファイルん中に入ってるわ｣
緑｢ありがとうございます｣
これから、次の収録。
中間先生に挨拶して出た。
廊下はすぐに角。
角を曲がったら、この前の人とすれ違ったけど、
直ぐに中に入っちゃったから、
しっかり見ることはできんかった。
多分、先輩。
顔は、普通。
あかんあかん。
切り替えて、仕事せなあかんねんから。
その日の収録は、
キュンキュンエピソード特集みたいな。
それを再現する役。
嫌なことされてる女子、に見立てたカメラを、
助ける役。
なんか、ちょっとだけリンクする。
でも、あれは嫌なことやなくて、
多分、女子側も合意の下。
いや、あのことなんか考えるな！
仕事に集中せな！
頭をブンブンふって、気合いを入れる。
青｢なんか、今日の神ちゃん、
めっちゃ気合い入ってるな｣
緑｢そう？
いつも気合い入れてるやん｣
青｢あー、なんていうか｣
桃｢あ、うん、わかるわ。
言いたいこと｣
青｢やろ｣
ツインタワーがこんな話してるなんか知らんかった。
考えれば考えるほど、
それは頭の中を独占してくるから。
一生交わらない人種。
俺は夢を魅せる仕事。
青春を犠牲にしてでも、
アイドルに全力で取り組んでる。
別に、恋とか愛とか・・・
そう考えるようにした。
そんなことより、俺にはやらなあかんことがある。
橙｢お、モンチ！｣
緑｢照史君！｣
スタジオの廊下で、
5mは距離空いてるのに、大きな声で呼ばれた。
橙｢モンチもボイトレ？｣
緑｢うん！
照史君は？｣
橙｢俺はレコーディング｣
緑｢新曲？｣
橙｢ここだけの話な。
今度アルバム出すんよ｣
緑｢ええ！凄！
もう3枚目ちゃうん？｣
橙｢そうやな｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 494人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ななはち(プロフ) - おむらいすさん» おむらいすさんコメありがとうございます🤍何度も見返してくださってるなんて…これからも更新していくのでよろしくお願いします！！ (2023年2月6日 23時) (
レス) @page2 id: ef79629cea (このIDを非表示/違反報告)
おむらいす(プロフ) - コメント失礼しますm(_ _)m作成された当初から読ませていただいております。凄く好きな作品で、毎日何度も見返しています！これからも頑張ってください！ (2023年2月6日 22時) (レス) @page32 id: 51ec81c536 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ななはち
| 作成日時：2023年1月8日 11時
