【黒バス】頂点に立つ藍色の皇帝

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その頃バスケの国、アメリカではある試合が開始された









出場者を見ると誰もが知っている選手達が沢山いた









そう、これは世界大会が行われていた
周りはNBA選手ばかり









そんな彼らを記者達は逃す筈がない









だが、あるチームが記者達に注目を浴びていた









《皆さん、出て来ました！世界一を５連覇するという前代未聞！それなのにキャプテンだけが顔も年齢も不明という謎多きチーム“Vertex”です！》









ただでさえプロ達が放つ威圧感で身震いが止まらないのに“そこ”だけは別の威圧感があった









オーラが違う
静かに放つその威圧感に近くにいた選手でさえも生唾を呑み込んだ









《Aの奴、今日本だってよ》






《は！？あんのヤロォ〜…！！日本行くならオレも連れてけっつーの！》







《怒るとこそこなの！？》







《…煩い》









《……別にあの人が“気まぐれ”なのはもう分かっているだろ。それに、日本の高校に通ってるじゃないか。また当分こっちに来ない。…オレ達にはあの人から言われてる事を為し遂げればいいだろう》









その“命令”を守る為、彼等は静かに拳をぶつけた









《《《《《完全無欠、勝つのみだ》》》》》









彼らの目は妖しく光っており、誰もが近づき難いオーラを放つ









そんな彼らは“Vertex”
世界の頂点に君臨し続けている最強の曲者達









そんな暴走したら止まらない凶暴な彼らを一つの道に導くのは現在帝光中に所属している藍咲Aだった









『……そろそろ始まるな』









「？何がですか？」









『あー、いや、何でもねェ。授業だ。テツ、お前教科書ロッカーにあるって言ってただろ』









「…あ、取りに行ってきます。それから、今日はよく喋りますね」









そう言って黒子はロッカーへ走って行った









『…そんなに喋ってねェよ』









『………ま、俺が居なくても勝つのは見えてんだよ。









…………俺の命令は絶対だ』

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