【黒バス】頂点に立つ藍色の皇帝

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今、A達は会場の近くのコートでストバスをしていた









「え、それ出来る奴初めて見た…やるな、ダイキ」









「どんだけ強えんだよ…。ハハッ……やっべー、相当練習しねぇと勝てねぇな」















青峰を囲んでオリヴァー達が話をしていた
どうやら打ち解けたらしい
あのレストやルーク、ウルガでさえも青峰に質問攻めをしていた
その質問の内容が全てAだという事は本人は知らないが









これにはAも少し驚きその光景を眺めていた









(青峰の話によれば、涼太に真太郎は中学の時に戻ってるが……………敦に、)









『…………征十郎か、』









Aにとって赤司は嫌な存在ではあったが、黒子を通してそれも段々と薄れていった
だからこそ、今の現状を見ていると少し辛かった









(てか、目。オッドアイになってた)









全員、心の底からバスケを楽しんでいない
敵が弱い為か、何処か寂しそうな表情をしていた









そしてAは気付いていた









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿赤司にはもう一人が存在すると









Aは吐き捨てるようなため息をはいた









『……俺と同じじゃねェかよ』









きっと何か大きい衝撃的な事が赤司を二人にしてしまったのだろうとAは思った









「A。酷い目付きがもっと酷い事になってるぞ」









いつの間にかオリヴァーや青峰達はAの周りに集まっていた
どうやら深く考え過ぎてみんなが不思議に思ってオリヴァー達が気付き、オリヴァーが声をかけた









『…あ”？俺は元々酷い目付きだ、喧嘩売ってんのか？』









「？俺がいつ喧嘩を売ったんだ？」









オリヴァーの言葉にみんながため息を吐く
彼は天然な為、こういう事が毎度起きる
Aはもう怒る気すら無くなる程









「あ？どーしたんだお前ら？」









「「「「『ハァ……………………』」」」」









理解力のない青峰もまた後々大変そうだとまたみんなため息を吐いたのだった

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