【黒バス】頂点に立つ藍色の皇帝

16score ページ18

青峰side









………負けた









オレは今日、初めて負けた









帝光の時は相手になる奴もいなく、正直つまらなかった
いや、一人だけいたわ。オレ達が一回も勝てなかった奴が









そいつは今何処にいるか分かんねぇがな









テツに悪い事をしちまったと今更思う









コツンコツンと後ろから足音が聞こえた
オレは反射的に振り返ったらフードの奴がいた









『…大輝、試合お疲れ』









は？誰、アンタ









だけど、フードを取った時のオレの顔は今まででやばい顔トップ３に入るな









「お、お前………Aか？」









『…あ？俺以外の誰だって言うんだよアホ』









鼻で笑われた









「お前、そんなに喋る奴だっけ………」









『俺は普通に喋るけど。それテツにも言われたわ』









テツ会ったのか。じゃあたぶんオレらの事も聞いてるだろーな
………はあ、軽蔑されるか









『別にお前等まだ戻れるから問題ねェ。お前も実際戻ってるしな』









あ、そーいや………









「A。お前アメリカ行ったとは聞いたけどよ、バスケやってんのか？」









すると一瞬難しそうな顔をして考え始め、まぁいいかと言ってこっちを見た









『……まぁ、やってるな。お前等とやったら確実に勝つな』









「ハッ！！どっからその自信が湧いてくるんだよ」









すると、は？というような顔をされた









『当たり前だ。………伊達に世界一を名乗ってねェよ……』









は？









今、何つった？









「ハァ…？ど、どーゆー事だ？」









混乱してるとAは笑った
そしてオレに手を差し出してきた









『バスケの中じゃ初めましてだな。俺は“Vertex”っつーチームのキャプテンやってる藍咲Aだ。よろしく大輝』









は？Vertex？
そ、それってよォ……………









「ハァ！？Vertex！？お前世界一じゃねぇかよ！！つか、キャプテンて世界No.１プレイヤーじゃねぇかよ！！まじかよ！！」









『あ、顔はまだトップシークレットだから誰にも言うなよ？』

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