【黒バス】頂点に立つ藍色の皇帝

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黒子と別れた後、Aが会場に行けばもう彼らは既にいた









《話は終わったか？》







オリヴァーが壁にもたれながらAを見た
するとディランが









《あ、A。もしかして、日本語で話した方がいいか？》









Aはそっちにした方が一応いいと思うと言ったので









「つーか、日本語久々に話したわ。レスト、お前喋れるか？」









鼻で笑うウルガにレストは勿論イラッとした訳で









「………バカほどよく喋る」









「おい、こんなとこで喧嘩とか止めろようぜェ…」









先程からチラチラと視線を感じていたルークは珍しくイラついていた
それを見たAは溜息を吐く









『ルーク、レストも。お前等フード被れ』









極度の女嫌いのルークに極度の人見知りのレスト
彼らは素直に受け入れフードを被った









『……俺も被ろ』









Aも少し慌て気味にフードを被った
オリヴァー達は不思議そうに見る









バラバラの位置の席に見えるカラフルな頭
Aはキセキの世代と知り合いな為、後々面倒な事になるのを避ける為にフードを被ったのだ









『……お前等、この試合は結構面白いかもしれねェぞ』









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿Aの言った通り、いつも以上に目をギラギラさせて試合を見るオリヴァー達にAの口端が上がった









『……テツ、良かったじゃねェか。新しい光が見つかって』









「…！！……知り合いだったのか」









ルークはテツをジッと見たまま口を開いた
ディランも少し微笑んで静かに言う









「確かに、日本にもいたんだな」









試合は残り数十秒
黒子のパスにより、火神がダンクをきめて誠凛が勝利した









『……やっと戻ったか、遅ェんだよ。馬鹿大輝が』









その時のAの顔は何処か嬉しそうだった

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